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2018年5月19日

9868:視覚障がいを乗り越えて「美の大切さ」を伝える;記事紹介

視覚障がいを乗り越えて「美の大切さ」を伝える資生堂・奥沢美砂さん

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by
水上アユミ

清澤のコメント:網膜色素変性。難病指定疾患ですが、単一の疾患というよりは疾患群です。。今日も患者さんは来院し、それぞれに視力低下や視野狭窄の進行を心配しておられました。その疾患の存在はカラー眼底撮影でも解りますが、最近利用できるようになった自発蛍光撮影で周辺の網膜色素上皮層の萎縮がはっきりと観察できます。進行程度は視野測定でより定量的に評価できます。
Early-Retinitis-Pigmentosa
ブルズアイ黄斑症を伴う早期網膜色素変性(検眼鏡および眼底写真では見えない)
出典:https://blog.optos.com/index.php/understanding-autofluorescence-imaging-with-dr-jerome-sherman/

これも今日の「眼のニュース」として抜粋して採録。彼女の作品もリンクしましょう。

参照:

資生堂リスナーズカフェ:

 

https://players.brightcove.net/5219833332001/default_default/index.html?videoId=5742750929001

 
 ――記事の要旨:短縮――

資生堂ジャパン株式会社に所属する奥沢美砂さんは、網膜色素変性症という視覚障がいを持ちながら、18年間化粧品会社に勤務している。

網膜色素変性症とは、眼の中で光を感じる組織である網膜に異常がみられる遺伝性の病気。暗い所でものが見えにくくなる、視野が狭くなる、視力が低下するという症状がある。視覚的情報が求められる「美」を彼女はどのように捉え、伝えているのか。

 

少しでも後押しができれば

職場では、会社の社会貢献や社員のボランティア活動を促進する業務を担う。また、年に4回美容情報の音声コンテンツ「おしゃれなひととき」を配信し、視覚に障がいのある方に美の大切さ、楽しさを伝えている。

 

およそ2年前から「おしゃれなひととき」の制作を担当することになり、実体験を活かしてコンテンツ作りに励む。制作する上でこのようなことを心がけているという。

「おしゃれなひととき」はスキンケアやメイクテクニック、季節ごとの注目アイテムなどを視覚に障がいのある方向けに発信している音声コンテンツです。――

 

「おしゃれなひととき」2018年春・第122号では、春の訪れを下記のように表現している。

ほおに触れる風がまだ少し冷たい日はあっても、日差しに明るさとあたたかさを感じる季節がやってきましたね。

 

視覚に頼らない表現を節々にみることができる。――

「美しさ」は目に見えるものだけではない

奥沢さんが考える「美しさ」とはなんだろうか。

見た目の美しさだけでなく、美しくなるために行動をすること自体が「美しさ」につながると思います。メイクをするだけで気持ちが明るくなって、顔を上げて堂々と歩くことができるのは女性が誰しも体験したことがあると思います。

しかしながら、視覚に障がいのある方はメイクに対し臆病になってしまい、なかなか一歩を踏み出せないこともあります。

おしゃれをしてワクワクしながら外出できるようになったらいいな、と思いながら「おしゃれなひととき」を作っています。

一部の視覚に障がいのある方の間では聴かれている「おしゃれなひととき」も、まだまだ認知度は低いそう。

視覚に障がいのある方のコミュニティだけでは、情報拡散も難しいのが現実だ。

この記事をきっかけに「おしゃれなひととき」を多くの方々に知ってもらい、周りの視覚に障がいのある方たちへ届けてほしい。そしてひとりでも多くの方に美しくなる楽しさを伝えたいと奥沢さんは語る。

Categorised in: ご近所の話題