お問い合わせ

03-5677-3930WEB

ブログ

2018年5月12日

9845:アニサキス症と犬猫咬症の講演を聴きました(藤崎病院医療連携懇談会)

藤崎病院は開院60年の江東区の明治通り沿いに約100床の入院ベッドを備えた地域の病院ですが、例年このような懇談会を開いておられます。お誘いを受けて拝聴してきました。内容は内科からアニサキス症のお話、外科から咬症の講演がありました。(藤崎病院医療連携懇談会)

1、当院における上腹部に対する内視鏡検査 今井信弘先生
・異物の症例提示、プラスチック片
anisakis2
7f2fa4327686c72a2a8f1b2601a1b93b

http://g30.akkky.net/entry2.html(上図出典)

・アニサキス症について:サバなどの魚にいる回虫の仲間のアニサキスは加熱や凍結で比較的容易に死ぬが、これを生食すると、その中にいるアニサキスが胃壁を攻撃して腹痛を起こす。

アニサキスには日本海側にいる種と太平洋岸に居る種の2つがあり症状は太平洋岸の物に多い。胃壁におけるアレルギー(https://ja.wikipedia.org/wiki/アニサキス参照)ともいわれる。年間7000例もの診療が行われる。体長数センチの糸状の虫体を内視鏡で見つけて取ることが出来るが、同時に複数匹いることもある。

2、咬傷について
・犬と猫によるものが日常的に受診するが、傷が小さく深いので、軽く見えるけれど、特に嫌気性菌による感染が恐れられる。その日から数日でひどく腫れる。猫の80%、犬の50%が口腔に持つ嫌気性菌パスツラーテ ムルトシーダ( multocida )が危険。ペニシリン系が良く効くが、使いやすいセフェムやエリスロマイシンには耐性が有る。局麻下での切開と洗浄兼ドレンが成書にあるが、傷は小さくて難しい。経口剤としてはペニシリン系のパセトシン、ユナジン、オーグメンチンがよさそう。実数は犬4件に対して、猫40件と猫が多いそうです。


Categorised in: ご近所の話題