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2018年5月10日

9841:EPITAPH東京:読書印象記

_SX353_BO1,204,203,200_なんとなく最後までたどり着いたが、エピタフ(=墓碑銘)東京の意味を含めてなんだかよくわからないお話の集合。終章のように見えるスピンオフ小作品が「悪い春」で、文庫本の最後に付けられている。これは妙に納得。

曰く「確かにさ、振り返った時に、あれがそうだった、あそこが潮目だったってはっきり分かる年ってあるよね」
1995
年:阪神淡路大震災、ボランティア元年
2008
年:リーマンショック
2011
年:(東日本大震災)

20180510015928有楽町で床屋の帰りにサイン本を買ったのですが、ようやく読み終えました。

内容(「BOOK」データベースより)

東日本大震災を経て、東京五輪へ。少しずつ変貌していく「東京」。その東京を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書きあぐねている筆者は、ある日、自らを吸血鬼だと名乗る謎の人物・吉屋と出会う。吉屋は、筆者に「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」と囁きかけるのだが。将門の首塚、天皇陵東京の死者の痕跡をたどる筆者の日常が描かれる「piece」。徐々に完成に向かう戯曲の内容が明かされる作中作「エピタフ東京」。吉屋の視点から語られる「drawing」。三つの物語がたどり着く、その先にあるものとは。これは、ファンタジーか?ドキュメンタリーか?「過去」「現在」「未来」一体、いつの物語なのか。ジャンルを越境していく、恩田ワールドの真骨頂!!

恩田 陸

1964年宮城県生まれ。早稲田大学卒。92年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年に『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞と本屋大賞をダブル受賞。06年には『ユージニア』で日本推理作家協会賞、07年には『中庭の出来事』で山本周五郎賞を受賞

 


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