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2018年5月10日

9839:【尿管結石症】「pain(疼痛)が5番目のバイタルサイン」だそうです。

図1 受診時のCT画像

大杉漣さんの急死の直後、今年、旧友を襲った大動脈瘤を私も恐れました。正に昨年末の自身の経験そのものです。この記事は良くまとまっていてとても参考になりました。担当下さった先生方の思考経過もこの様な物でした。(日経メディカル記事から抄出)
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血圧、脈拍、呼吸数、体温に次ぐ第五のバイタルサインといわれているものがあります。医療面接や身体診察のバイブルである『ベイツ診察法』に、「pain疼痛)が5番目のバイタルサイン」との記載があります。
50歳代の右背部痛を訴える患者。就寝中に右背部痛が出現し、時間がたっても改善なく、痛みがひどくなってきた。
意識は清明、血圧は150/80mmHg、脈拍は100/分・整、呼吸数は24回/分、酸素飽和度は97%(大気圧)、体温は36℃。既往歴なし。

やはり、大動脈解離および腹部大動脈瘤破裂は除外したい。

右腰部に肋骨脊柱角叩打痛あり。超音波検査では、echo free spaceなし、明らかな水腎症なし。 

 

尿検査では潜血反応2+。CT検査では、右尿管結石あり(図1)。
まずは対症療法で大丈夫だと思います。

【尿管結石症】
・発症24時間以内に取られた尿の潜血は、感度84%、特異度48%

・偽陽性も50%あり、尿潜血陽性では尿管結石とはいえない

・尿潜血陽性率は時間経過とともに低下し、当日は94%、翌日は80%

・尿管結石疑いの患者にCT検査を施行すると14~33%に他の重大疾患が見つかった
(出典:J Emerg Med. 2004;27:225-31. J Urol. 2006;175:1725-30.)

緊急度、重症度を念頭に診断と同時に除痛を考えながら動かないといけない。
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