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2018年5月7日

9834:「Pachychoroidの考え方」:丸子一朗先生:抄出

最近話題になっている「Pachychoroidの考え方」を丸子一一朗先生が先日届いた日本の眼科 4月号眼科医の手引きにまとめています。その要点を引用します。先日の日本眼科学会でも盛んに議論されていました。

 

要点は:

 最新のOCTは網膜だけでなく脈絡膜も観察できる。

中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)は脈絡膜が肥厚し脈絡膜血管が拡張している。

滲出型加齢黄斑症(AMD)の病型分類におけるポリープ状脈絡膜血管症(PCV)や典型AMDの一部でも脈絡膜の肥厚した症例がある。グレーゾーン症例もある。

Marrowら:眼底の豹紋状変化の減少、RPE変性、眼底自発蛍光異常、脈絡膜肥厚がありCSCAMDに近いが漿液性網膜剥離がないものをPhachychoroid pigment epitheriopathy (PPE)と呼ぶことを提唱した。

Dansinganiら:拡張下脈絡膜血管がen-face OCTで観察できる。Pachy-vessels.進行するとpachychoroid neovasculopathy(PN)になる。Drusennは少ない。

Phachychoroidの概念はまだ変わるだろうが、Phachychoroidの定義は:

・脈絡膜厚がある程度厚く、眼底検査で脈絡膜血管が見えにくい

・脈絡膜Haller層の血管拡張(pachy-vessels)と同部位の脈絡膜内層の菲薄化

・脈絡膜血管透過性更新所見【インドシアニングリーン蛍光眼底所見。

追記

http://retinatoday.com/2016/06/the-pachychoroid-clinical-spectrum/

 

AT A GLANCE

•パキコロイドの臨床的なスペクトルは、同様の脈絡膜所見を示す黄斑病の群である。

•CSC、パキコロイド色素性脈絡膜症、パキコロイド新生血管症、およびPCVは、パチコロイド臨床像の実体である。

•これらの脈絡膜異常を引き起こす原因と、黄斑病のこのスペクトルにおけるエンティティとの関連性を理解するためには、さらなる研究が必要です

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