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2018年2月25日

9634:耳順吟:白居易いわく、五十六十が丁度良いのだそうです

auto_dyUIGb耳順吟
三十四十は五欲に心をひかれ、七十八十は百病に苦しむ、五十六十がちょうどよい、恬淡として清淨心を保ち、安らかな気持ちでいられる
すでに名利の念も無くなり、かといって老耄するには到っていない、山水を訪ねるだけの筋力も残っているし、管弦を聴く心のゆとりもある
静かに新酒を開いて数杯飲み、酔えば昔の詩を思い出して吟詠する、敦詩よ夢得よ、一緒に飲もうではないか、なにも六十になったからといって悲観するには及ばない

三十四十五欲牽  三十四十は五欲に牽かれ
七十八十百病纏  七十八十は百病に纏はる
五十六十卻不惡  五十六十は卻て惡しからず
恬淡清淨心安然  恬淡 清淨 心安然たり
已過愛貪聲利後  已に愛貪聲利を過ぐるの後
猶在病羸昏耄前  猶ほ病羸昏耄の前に在り

未無筋力尋山水  未だ筋力の山水を尋ぬる無きにあらず
尚有心情聽管弦  尚ほ心情の管弦を聽く有り
閑開新酒嘗數醆  閑かに新酒を開いて數醆を嘗め

醉憶舊詩吟一篇  醉うて舊詩を憶ひ一篇を吟ず
敦詩夢得且相勧  敦詩 夢得 且つは相ひ勧めよ
不用嫌他耳順年  用ひず 他の耳順の年を嫌ふを

眼科医清澤のコメント:空海の映画に関連して白居易を調べていてこの詩を見つけました。1200年前には平均寿命も今とは違ったでありましょうに、今でも丁度良い塩梅です。


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