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2018年2月18日

9616 :涙道疾患 後藤聡(慈恵医大)聴講印象記

9616 :涙道疾患 後藤聡(慈恵医大)聴講印象記

◎涙道の通過障害に対してチューブ挿入と類嚢鼻腔吻合術(DCR)が行われる

・涙小管閉塞の矢部・鈴木分類がある。
・涙道手術の適応:DCR鼻内法、DCR鼻外法、涙管チューブ挿入法
・涙嚢炎 流涙症診断のための検査手順
・閉塞性流涙なら涙道疾患で、分泌性流涙なら角結膜疾患
・涙点・涙小管閉塞なら涙がメインであり、鼻涙管閉塞なら眼脂メイン。
・涙嚢内に残留したプラグは類洞内視鏡で見ることが可能。
・視診・触診
・スリット所見
・涙管通水検査、涙道洗浄:治療というよりも検査
・演者は座位で通水試験を行う:鼻外で通過側が解るなどのメリット
・機能的導涙障害には:分泌性流涙、結膜弛緩症、涙道涙石
・涙道チューブ挿入
・涙道造影
・涙道内視鏡

・先天性鼻涙管閉塞の戦略
・先天性鼻涙管閉塞に対するブジ―の是非

眼科医清澤のコメント:

ムコスタ点眼液併用時に、気をつけなければいけない点眼薬の添加剤は?添加剤としてホウ酸を含有する薬剤は、ムコスタ点眼液と配合変化を起こす可能性が示唆されています。 ムコスタ点眼液に含まれるポリビニルアルコールがホウ酸と架橋反応を起こし、ゲル化が引き起こされると考えられています。とのこと。

◎内視鏡なしで行う先天性鼻涙管閉塞のブジ―治療が仮道を作る危険を孕むという内視鏡遣いの先生方の意見は御尤もですが、この演者はすべてを内視鏡で対応しなければならぬとは言っては居られないようで少し安心しました。


 私も先日、他の医師を介して演者に紹介を出していただいた先天性鼻涙管閉塞の患児に、まさに的確な対応をしていただけて感服したところでした。
最近では的確に先天性鼻涙管閉塞に対する治療を適切に行える施設はますます少なくなっています。最初はマッサージ指導で良いにしても、1歳を過ぎるまで経過観察としてしまい、挙句の果てに全身麻酔で処置というのでは、親も子も大変だろうと思います。


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