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2018年1月27日

9554:フランス外人部隊 アルジェリアの戦狼たち :映画を見ました。

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清澤のコメント:第二次世界大戦で勝ったあと、フランスはベトナムの独立戦争で負け、ここアルジェリアでも植民地独立運動に追い詰められ行きます。その中で戦った外国人傭兵部隊のイギリス人退院の話です。彼は、アルジェリア人を暴力で抑えつけるフランス外人部隊のやり方に疑問を持ちます。映画の中ではOASのマークに眼の模様が使われていましたが、グーグルで画像を探す限りそのようなマークは出ては来ませんでした。時代は、ド・ゴール暗殺未遂事件「ジャッカルの日」につながるころのお話です。キーワードはピエ・ノワール(黒い足:植民地のアフリカ生まれのフランス人)とOAS(秘密軍事組織)でしょう。

【監督】マーティン・ユベルティ

 

フランス外人部隊に入隊したサイモン・マレー(ポール・フォックス)は本部が置かれていた植民地アルジェリアへと向かう。同じく入隊したパスカル・デュポン(トム・ハーディ)と過酷な訓練で絆を深め、アルジェリアの独立を求める自由軍と壮絶な銃撃戦を繰り返す。しかし、フランスのド・ゴール大統領がアルジェリアの独立を容認した時、外人部隊はピエ・ノワールと呼ばれる独立に反対するアルジェリア植民者を支持し、母国フランスと敵対する立場となってしまう。そんな中、マレーはアルジェリアの独立を阻止するために武装闘争を行う秘密軍事組織(OAS)

に武器を横流ししている仲間がいることを知ってしまう。それは苦楽をともにしてきたデュポンだった。
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注記;

秘密軍事組織 OAS

 

秘密軍事組織(ひみつぐんじそしき、Organisation de l’armee secreteOAS)は、フランスの極右民族主義者の武装地下組織である。アルジェリア戦争時代に存在し短命に終わった。「アルジェリアは永遠にフランス」(LAlgerie est francaise et le restera.)をモットーとし、アルジェリアの独立を阻止するために武装闘争を行った。

 

シャルル・ド・ゴールは大統領就任後、それまでのアルジェリア独立を阻止する路線を転換し、アルジェリアの民族自決に関する国民投票を行った。これに対して、フランスの一部の政治家とアルジェリアに駐留する軍人らは、フランコ政権下のスペインのマドリッドで19611月にOASを結成してドゴール政権に対するクーデターを企て、政治家やフランス軍・警察に対する武装闘争やテロを開始した。

 

1962年のエビアン協定(レマン湖畔エヴィアン=レ=バンで締結されたアルジェリア戦争の和平協定)によってアルジェリアの独立が承認され、いわゆるピエ・ノワール(アルジェリア育ちのフランス人)たちのフランスへの脱出が始まると、OASはフランス本国の政治家やアルジェリアの独立運動家に対する一連の暗殺と爆破テロによって政治プロセスを阻止しようとした。このテロ活動は1962822日のパリ郊外プチ・クラマ
ールでのジャン=マリー・バスチャン=チリーによるド・ゴール大統領暗殺未遂事件で最高潮に達した(→「ジャッカルの日」)。

OASはアルジェリア独立後もフランス国内で反ド・ゴールのクーデターを目指しテロを続けたがやがて衰退した。国外逃亡したOASメンバーたちに対しては、1968年の五月革命の際に、軍部がド・ゴールに協力する代償として彼らへの恩赦を主張し、受け入れられた。


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