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2018年1月7日

9494:セカンドオピニオンと主治医意見、6割で相違:記事紹介

約半数の主治医が「不快感」、患者の受け取り◆Vol.9

セカンドオピニオンと主治医意見、6割で相違
2017年12月18日 (月) 高橋直純(m3.com編集部)  
Q セカンドオピニオンを希望した際、主治医の反応はいかがでしたか。
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「AskDoctors」会員1026人のうち、セカンドオピニオンの経験があると回答した312人に、主治医の反応を聞いた。最多は「あまり良い顔はされなかった」で34.9%だった。「明らかに不快感を示された」も10.9%とあり、約半数の患者がセカンドオピニオンを希望することを伝えた際の主治医の反応をネガティブなものと認識していた。

「快く承諾してくれた」は30.1%、「特に反応はなかった」は24.0%だった。

Q セカンドオピニオンを受けた結果、主治医の意見との相違はありましたか。
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64.1%がセカンドオピニオンと主治医の意見の相違があったと回答した。

眼科医清澤のコメント:私が神経眼科という特殊な領域の診療も手掛けている関係で、他の医師から患者さんの紹介を受けることも多いし、また大学病院専門外来などへの紹介をさせていただくことも多い。

この時節におけるこのアンケートは時宜を得たものと言えよう。「すべての疾病が適切に治療されたならば、良い経過をたどる」という物ではないという事が、当事者である患者や家族に容易に理解できるとは限らない。一生懸命治療を進めているのに不信感を持たれてしまったととらえれば、顔に出すか出さぬかの違いはあろうけれど、主治医の医師側が不快感を持つこともありうる。しかし、そのような例では他医の意見を聞いて見てもらうことは、先行する主治医にとっても実は楽になるはずである。上記の約半数のように先行医師と違う治療を提案されることも少なくはないであろう。

当事者の患者さんには失礼ではあるが、忙しい大病院で有れば、診療を担当する医師以外に話を聞いてくれる人材が確保されて居ようはずもなく、紹介を受けた医師に軽くあしらわれてしまうことも少なくはないであろうと思う。紹介を受ける側にも失礼ではあるが、紹介状を作る立場で言えば、満足できなければ「いつでも戻っておいで」というスタンスで求められた紹介状を作って差し上げればよいのではなかろうか?その際には「患者さんの強い希望によりご高診をお願いします」と書き添えている。

但し、紹介を受ける立場に立てば、すでにその患者がドクターショッピングを繰り返していて、こちらからの提案にも腰が引けていて、「勧められる手術を方法を避けてのよい治療は?」という様な事であれば、新たな提案は致しにくいという場面もあろうか?と思う。

保険請求上のセカンドオピニオンという私費診療的な概念と、「ほかの医師の診療も受けてみたい」という世間で使われるセカンドオピニオンの指し示す概念にずれがあることには、患者さん側として留意する必要があろう。

注:(ウィキペディアを参考に編集)

セカンドオピニオンとは:医療分野の場合、患者が検査や治療を受けるに当たって主治医以外の医師に求めた「意見」、または、「意見を求める行為」。主治医に「すべてを任せる」という従来の医師患者関係を脱して、複数の専門家の意見を聞くことで、より適した治療法を患者自身が選択していくべきと言う考え方に沿ったものである。

セカンド・オピニオンを求める場合、まずは主治医に話して他医への診療情報提供書を作成してもらう必要がある。意見を求められた医師は、これまでの治療経過や病状の推移を把握しないことには適切な助言をすることが難しいからである。その上で紹介先を受診し意見を求めることになる。このとき新たな検査を必要とすることもある。

セカンド・オピニオン外来(自費診療)を受診する場合は、セカンド・オピニオンは「診療」ではなく「相談」になるため、健康保険給付の対象とはならず、全額自己負担となる。(これが本来のセカンドオピニオン。生活保護受給者に対して「自費診療」扱いは、生活保護の医療扶助の対象外。)

なお保険医療機関を受診し保険証を提示して、患者が一般外来での保険診療を希望する場合は、保険診療の取扱いとなる。(通常はこの形での紹介がなされることが多い。)


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