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2017年11月24日

9376:ビジョンケアセミナー2017 聴講印象録

ビジョンケアセミナー2017(2017年11月23日 品川インターシティーホール)

清澤の聴講印象録です。参加者270人。一日楽しく聞き、昨年までのお話をまとめた冊子ももらってきました。いったんブログ内に印象録を記載したのに、飛んでしまい書き直ししました。かえって全文は短くなり、読者に見ていただくには好適と思います。

    特別講演 眼の不定愁訴を解剖する 若倉雅登(井上眼科) 「耳鳴り」ならぬ「目鳴り」。羞明と疼痛には羞明サーキットがある。視覚のフィルタリングの不調。本態性および薬剤性眼瞼痙攣もその一つ。ポンポコポンギューギューテストが良い。運動症状、感覚過敏、精神的鬱が見られる。白内障などの術後に多く、ドライアイの不満を訴え、眼瞼手術歴のあるものが多い。疾患に対する周りの理解とメンタルコントロールは大切。デパス、マイスリー、レンドルミン、ロヒプノール、コンスタン、ハルシオン、ワイパクスなどが関与するのは薬剤性。明るいところに出られない眼球使用困難症という概念も提示。

    ランチョンセミナー 庄司純(日本大)、鈴木崇(いしづち眼科):IgEと肥満細胞を介する獲得型アレルギーとIL-33などを介し肥満細胞を介さない自然型アレルギーという新たな概念がある。

    先天眼振の診方 木村亜希子 (兵庫医大):先天眼振では脳形成異常のSepto-optico dysplasiaに注意。難病指定で、③サイン出にホルモン補充を要す。静止位に対しプリズム処方など。4直近後転など手術療法もある。

    緑内障性視や障害を見落とさないために注意すべきポイント 松本長太(近畿大)、前視野緑内障という概念。SAPとは。ハンフリーは中心30度を6度刻みで調べるので見落としが多く、小崎分類ⅡからⅢの始めが見られる。それより前は102で、その先はゴールドマンで抑える。

    Quolity of Vision評価法 根岸一乃(慶応大):自覚的には1)Modulation transfer function(ローパス型とバンドパス型)。2)実用視力検査は60秒の平均値。3)眼内迷光値があり、多角的測定には眼光学的機能検査(波面収差)などがある。

    眼科臨床のマイクロバイオームから見えてくるもの 江口洋(近畿大):涙の中のDNAを分析してバイオーム(菌叢)を知ることが出来る。術前の抗生剤点眼で菌叢は大いに乱されるが、点眼をやめてもなかなか戻らない。点眼は早めに切ろう。

gr3    周術期のドライアイ 高橋浩(日本医科大):日本ばかりでなく、国際的にもドライアイの定義は変わっている。国際的な取り扱い規約(DEWSreport)で、ドライアイで訴える症状があるが、見える変化のないものは神経障害性疼痛とみなすか臨床症状が出る前のドライアイとするようになっている。演者はドライアイにおける神経障害性疼痛に注目しているそうです。(当ブログに先行する関連記事あり)


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