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2017年11月12日

9340:映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を見てきました。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を見てきました。

清澤のコメント:私にとってピエロという者は悲しくはあっても、危険なものという印象ではなかったのですが、この映画では一貫して恐ろしい化け物として描かれます。欧米では「知らない人について行ってはいけない」といった意味で、ピエロには「人攫いの」役割が期待されているのかもしれません。そんなピエロが、27年周期で冬眠から覚める様にこの町の多くの人々を殺し、その人々の恐怖心を糧にまた冬眠に入ってゆくといった設定です。そしてこの危険なピエロやその残した血糊などは、普通の大人たちには見えません。私が見る限りでは、この映画では、虐めっ子集団はともかく、邪悪なピエロの心情に感情を移入する余地はありません。主人公たち7人は、他所者で有ったり、人種差別を受ける側で有ったり、父親ないし母親との性的なコンフリクション関係に悩んでいたり、学校で虐められていたりと、心に闇を持つ負け犬たちの一団つまりルーザー・クラブ。その負け犬と呼ばれる子どもたちは、その恨みを、勝ち組と石の投げ合いの喧嘩で勝ったり、ピエロを暴力的に惨殺することなどで晴らし、そして次第に仲間意識をはぐくみ、やがて団結を見せてゆく。その徹底的な暴力描写は気味悪く、そっちの方がむしろ犯罪ではないか?と思うほどではある。まあ、そうして論ずれば、いずれ制作されるであろう続編でもこの子らが成長した姿が見られるのかと思われました。最近、自殺幇助を持ちかけて9人の男女を殺害し、クーラーボックスに頭部を保存したという、いかにも気味悪い猟奇的な殺人事件が報じられています。その気味悪さはこの映画も劣るものではないと思いました。映画評論家の小野寺系(k.onodera)氏は、本作が犯罪者を異常とすることでその罪から人々の目を背けさせようとする「普通の人々」の欺瞞であるとも言っていました。

ピエロ殺人事件

ジョン・ウェイン・ゲイシー (John Wayne Gacy, 19423月1719945月10)は、アメリカ合衆国生まれの連続殺人者。子供たちを楽しませるため、パーティなどでピエロに扮することが多かったことからキラー・クラウン殺人道化殺人ピエロ)の異名を持つ。資産家の名士でチャリティー活動にも熱心な模範的市民だと思われていたが、アルバイト料の支払いなどの名目で呼び寄せた少年に性的暴行を加えたうえで殺害し、その遺体を自宅地下および近くの川に遺棄していた。自身の同性愛を隠すために殺害したとされている。1972年から1978年のあいだ、少年を含む33名を殺害したことが明らかになっている。彼の犯行はアメリカ社会を震撼させた。スティーヴン・キングのホラー小説「IT」に登場する殺人鬼ペニーワイズのモデルとなった。


Categorised in: ご近所の話題

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