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2017年5月24日

8872:死んでる。さあ蘇生だ:という嘘のような経験。

日曜日に我が家の飼い犬のトイプードル「あやめ」が心肺停止状態に陥るという事故がありました。結局は無事に蘇生できたのですが。
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夕刻、犬たちを周りで走らせながら焼き肉パーティーを行いました。その終盤に、家内がいつものように鶏のささ身を焼き、小さくちぎって犬たちに与えていました。最も小さい「あやめ」(左から3頭目)は膝にのせて、本当に小さくちぎった肉片を与えていたのです。その終盤にふと見ると、その小さなあやめが床に力なく倒れていたのです。
家内が拾い上げて、「死んでる」と叫びます。
見ると意識もなく、体もだらんとしています。呼吸なし。心拍も触れない感じ。こういう時はA(air way 気道),B(breathing 呼吸),C(cieculation 循環)だったよな?。まずは心臓マッサージだと胸郭をつかむように断続的に圧迫開始。さてと、口をこじ開けてみたら、舌は血の気が全くない土気色。その奥に2x3センチほどの肉片が喉につかえています。これだ!と、これを指で引き出したら、げけほげほと反応あり。呼吸は戻ってきましたが、意識はもうろうとして答えず。眼球は落陽症状の様な下方への偏倚あり。立つこともできず。10分ほどでようやく少し立てるようになりました。
さて、かねてから世話になっていた獣医さんに家内が電話をして、犬をバッグに入れて先に自転車で駆けつけました。私は、タクシーを呼び、財布をもって追いかけます。
先に獣医科医院に着いていた哀れな愛犬あやめちゃんは、診察台の上でも相変わらずの意識朦朧状態で、肺に雑音ありと。右上肢を曲げ、左上肢は突き出した形のおかしな痙縮の神経症状あり。肺の単純X線写真では肺水腫などはないが、血液の酸素飽和度は88%に低下有りとのこと。酸素濃度を上げる箱のような檻に一晩預かってもらうことになりました。
翌朝は、電話で安全を確認して、受け取りに行ったところ、もう神経症状も全く消えて歩けていたそうです。
20170523212231写真は48時間後の元気になった姿です。まずは、後遺症もなく回復できてよかった。日曜の夜中にみてくださった獣医さんに感謝申し上げます。
正月に餅をのどに閊えさせて死ぬ老人もおいでです。きっとこんな状況なのだろうと思った次第でした。緊急時にはABCという麻酔科の授業を40年ぶりに実践できた晩でした。


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