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2017年4月16日

8766:歯にレンズ埋め移植手術、視力回復 シドニーの眼科病院;記事紹介

eyeimplant
歯にレンズ埋め移植手術、視力回復 シドニーの眼科病院
シドニー=小暮哲夫 2017年4月16日18時22分

 自分の歯にレンズを埋め込み、移植して視力を回復――。こんな珍しい手術が、オーストラリア・シドニーの眼科病院で行われた。手術を受けた2人は、ほとんど物が見えない状態から視力が回復したという。地元紙サンデーテレグラフが16日、伝えた。

 同紙によると、手術は、角膜の障害が原因で視力を失った人たちが対象。豪南東部ゴールバーン在住の男性、ジョン・イングスさん(72)と北東部ケアンズの女性レオニー・ガレットさん(50)の2人が受けた。

 手術では、最初に2人の歯を抜いて穴を開け、プラスチック製のレンズを埋め込んだ。その歯をほおの内側に縫い付け、3カ月ほどして歯が、抜かれる前のように自ら組織を作ることができるようになった時点で眼球に移植。自分の歯を使うため、移植に伴う拒絶反応は起こらず、2人の視力は復活した。

 イングスさんは「手術前には、もう何も見えなくなってしまうのだろうと思っていた」と同紙に語った。同種の手術は南半球では初めて。欧米では手術例があり、主治医の2人は、2004年以降に数件の手術が行われたドイツで学んだ。09年には米国での初めての手術が報道されている。(シドニー=小暮哲夫)

眼科医清澤のコメント:
 眼や視力に関連のある情報なのでこのに採録します。「3カ月ほどして歯が、抜かれる前のように自ら組織を作ることができるようになった時点で眼球に移植」というのは、「患者の角膜と角膜インプラントがなじまないので、自己組織である歯根を用いた人工角膜移植片をまず頬の皮下で作成し、のちに混濁した角膜に移植する」という話のようです。
 上の図を引用した記事ほか、このような話はいくつかの記事が以前からネットに出ていました。これらの患者さんは、角膜が混濁しているだけで、網膜の機能が廃絶した症例ではありません。結膜が破壊されて適切な涙液もないとすれば、有効かもしれません、しかし、通常の角膜移植より有利というならば、果たしてどのくらいの期間で実用に耐えられるかが問われるのでしょう。
 

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