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2017年2月26日

8621:東京都医師会主治医研修事業研修会:聴講印象記

indexImg01東京都医師会主治医研修事業研修会:聴講印象記

眼科医清澤のコメント:
 駿河台の東京都医師会館は美しく建て替えられていました。

 医師会から通知があったのでかかりつけの主治医資格証明でも出るかと参加しましたが、その様な講習会ではありませんでした。

 現在の医療と介護のシステムを考えるには良いお話でしたが、眼科医の私が主治医意見書を書くことはおそらく将来にも無く、この会の聴講は、現在の私には不要だったようです。

 10年以上も昔、大学時代に1枚だけ無理遣りに書かされ覚えがあります。その例では視力不良以外は行動にも運動にも異常はなく、介護の必要性はないケースでした。おそらく審査会では棄却されたことかと思います。その方は身体障害者の条件も満たさないケースでした。

 数年前に江東区の介護認定審査会に一年間参加させていただいたときの作業を思い出しました。当時の私のように、主治医意見書の書き方を知らない大病院の若いであろう医師のひどい主治医意見書には、毎回悩まされたものです。

 この主治医意見書を書く前に、「本人または家族が待合室にいるうちに埋めてもらうべきアンケート書式」があるそうです。それを参考に申請用の医師意見書の書式を埋めてゆけば良い。聞かれているのは医学情報ではないのですから、むしろそうすべきだとのことでした。自動的に記入のない部分は0点で計算され、総計点数が出されますから、そこを意識しない意見書は患者さんに不利となります。

  --要点ーー
1)障害者総合支援法の最新情報 講師:西脇誠一郎
 1.障害者支援法のサービス
 2、障碍者の範囲:診断書には政令で定める疾患名を記載
 3、障害者支援区分と医師意見書:医師意見書の手引きや様式はホームページ参照
 4、東京都障害者計画・第4期東京都障害福祉計画について。

2)介護保険最新情報について 講師 木村総司
 1、東京都の介護保険の現状:高齢化率東京22,4%、全国27%
 2、国の動向:地域包括ケアシステム
 3、東京都高齢者保健福祉計画;重点分野がある在宅療養の推進など
 4、東京都第3期介護給付適正化計画
 5、要介護認定の仕組みと介護認定審査会における審査判定の方法:要介護1と要支援2の振り分け。
 6、主治医意見書について
 7、介護保険制度の見直しに関する意見
 8、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法の一部を改正する法律案

3)より良い主治医意見書を作成するために 講師;平川博之
 東京都は全国で3番目に重度変更率が多い。
 ものさしは「介護の手間」
 見落とされがちな視点:認知症の周辺症状
 デイケア、デイサービスの比較
 地域密着型サービス
 介護老人保健施設(老健)に対する誤解や疑問(地域包括ケアの中核)

4)介護保険における医師の役割について 講師 安藤高夫
 医療は医療保険制度と医療提供体制
 介護は介護保険制度と介護提供体制から形成されている。
 これからは、地域医療構想と地域包括ケアの時代
 東京都医師会の活動
 地域医療構想:4つの医療機能区分
 2015年(高度急性期23000、急性期48000、回復期8000、慢性期23000)
 ⇒2025年(高度急性期15000、急性期42000、回復期34000、慢性期20000、在宅医療190000)
 2025年の必要病床数:医療区分1の70%が在宅へ
 地域包括ケアシステム(詳しい説明あり)
 介護保険制度:特に今後の方向性
 要介護認定による給付には給付額制限がある。給付内容決定権の所在が違う
 日本の介護保険制度の特徴(市町村中心にしたシステムになる)
 主治医の役割:
 主治医意見書記入上の全般的留意点:代筆可(サイン要)、黒インク、チェック修正は修正液。コピーを残す。、
 介護認定審査会から指摘されるその他留意点:遅れ、読めない文字、枠外記載、略号不可、

Categorised in: ご近所の話題