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2017年2月19日

8604:なぜ? アメリカ人の認知症の発症率が低下:記事の要点紹介

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ニューヨーク・タイムズ 2017年1月18日17時51分

 高齢で肥満、しかも糖尿病や高血圧の人が増え続けているので、認知症の発症率が高くなると懸念されていたが、全米レベルの大規模な最新調査によると、逆に低下している。認知症になる年齢もより高くなっている。

  --その要点は?---
 最新調査によると、65歳以上のアメリカ人高齢者が認知症になる比率は2000年から12年までの間に24%下がった。65歳以上のアメリカ人で認知症になる人の数は、2000年時点での比率をもとに推計した場合と比べ、約150万人減少したことを意味する。

 アメリカでは毎年、ざっと400万人から500万人が認知症になっている。認知症はアメリカで最も経済的負担が大きい疾病で、NIAによる2010年時点の推計だと、認知症患者のケアには年間総額2150億ドル。心臓病患者1020億ドル、がん患者770億ドルより多い。

 アメリカ医学誌「JAMAインターナル・メディシン」のオンライン版で発表された。「健康と退職後の研究」に参加している65歳以上のアメリカ人2万1千人を対象にしたもの。

 認知症診断のほか、教育レベルや所得、健康状態なども聞いた。

 認知症の発症率の低下という調査結果は予想外。糖尿病患者が増えている状況での低下だから。糖尿病は認知症の発症リスクを39%高めるという研究がある。

 高齢者ほど血圧や血糖値、コレステロール値は高く、心血管疾病の危険要因が増える。それは認知症リスクも高める。

 肥満との関係:肥満の場合、体重が正常値内の人と比べて、認知症の発症リスクが30%低いという調査結果。体重過少の人はリスクが2.5倍も高かった。

 教育レベル:教育期間が長い人は認知症リスク低下と相関関係。アフリカ系アメリカ人は、認知症の発症リスクが高い。

 全体的に認知症の発症率が低下しているとはいえ、アメリカでは今後数十年間に高齢化が進み、とりわけ認知症リスクが高まる85歳以上の高齢者が増えると見込まれる。認知症になる人の総数は、増大するはず。

(Gina Kolata)

(C)2016 The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)

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