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2017年2月13日

8581;ライトアップ in グリーン運動(世界緑内障週間)

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ライトアップ in グリーン運動

清澤のコメント:緑内障習慣の間に各地の有名な建造物を緑色にライトアップすることで緑内障治療の必要性を社会に啓発しようという運動です。2017年の世界緑内障週間は3月12日(日)から18日(土)。詳細はライトアップinグリーン実行委員会(委員長:桑山泰明日本緑内障学会理事)が決定。『日本緑内障学会会員の一部から自発的に自施設をライトアップする意向も表明されています。』という事でお茶の水の井上眼科ではそれを予定しているようです。
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日本緑内障学会 理事長 山本哲也

日本緑内障学会は今年も世界緑内障週間(2017年は3月12-18日)に合わせて国内のランドマークとなる施設をグリーンにライトアップする啓発活動(ライトアップinグリーン運動)を展開することになりました。緑内障における啓発活動の意義、従来からの日本緑内障学会の社会的活動を含めてここに紹介します。

Ⅰ.世界緑内障週間と日本緑内障学会の取組み

 世界緑内障週間は2008年から世界一斉に行われている緑内障啓発のための国際的イベントです。現在では毎年3月上旬頃の1週間を世界緑内障週間(World Glaucoma Week)と定め、種々の啓発活動やロビー活動を各国・各地域の実情に合わせて行っています。無料眼科検診、講演会、マスコミを通じての啓発、行進、記念切手の発行、行政府への陳情など、いくつものアイデアが考えられ実行されています。実行組織は世界緑内障連盟(World Glaucoma Association)と緑内障に関する患者団体(世界緑内障患者連盟(World Glaucoma Patients Association))です。日本からは学会としての日本緑内障学会と患者団体としての緑内障フレンドネットワークが組織に加わっています。世界の活動は世界緑内障週間のホームページで概要を知ることができます。

 日本における世界緑内障週間の啓発活動は、世界の動きと同調して、その第1回(2008年)から行われてきました。従来の活動は講演会(東京、多治見、大阪)と眼科検診(多治見)でした。東京では緑内障フレンドネットワークと日本緑内障学会が協力して一般市民向けの講演会を2008年から毎年続けていますし、大阪でも同様に2013年と2014年の2回実施しました。多治見市では日本緑内障学会が多治見市、多治見ライオンズクラブと協力して2008年から毎年、目の健康講座と眼科検診を中心に啓発活動を実施しています。

 こうした取り組みはもちろん成果があがっていますが、どうしても対象者の限定された患者および関係者に対する活動になりがちです。そこで2015年新しい取り組みを試みることにし、数施設でのグリーンライトアップを実施しました。結果として、一部のマスコミに取り上げられたこともあり、一般市民に対する啓発効果が思いのほか大きそうであるということが判明しました。そこで、昨2016年から正式に学会の公式事業として実施いたしました。

Ⅱ.ライトアップ in グリーン運動

 緑内障なので「グリーン」というのは一般の方にとってもとてもわかりやすいと思います。ライトアップinグリーン運動には日本眼科医会、日本眼科学会の両団体にご理解をいただき後援をいただくことができ感謝しております。2017年の世界緑内障週間は3月12日(日)から18日(土)です。全国を北から南に光を繋ぎ、効果の高い啓発活動を行う計画です。詳細はライトアップinグリーン実行委員会(委員長:桑山泰明日本緑内障学会理事)が決定しています。実行委員会は日本緑内障学会、緑内障フレンドネットワーク、関連企業関係者から構成され、実務的な内容を審議し、啓発効果を最大化するように広報・告知活動を含めて検討しています。日本緑内障学会会員の一部から自発的に自施設をライトアップする意向も表明されています。

Ⅲ.緑内障啓発活動の必要性

 緑内障は我が国における中途失明原因の第一位です。けれども我々日本緑内障学会はこの不名誉な状況は近い将来脱することができると信じています。その背景にあるのは近年における緑内障の診断と治療の進歩です。OCTを含む眼底検査により極早期の緑内障の診断率は格段に向上しました。多くの点眼薬の登場により、より低い眼圧レベルに保つことが可能になっています。緑内障手術の進歩も著明です。したがって早期に診断された緑内障が高度視機能障害をきたす確率は今後大幅に低下していくと考えられます。ただし、問題が残っています。緑内障の特性として初期の自覚症状が非常に少ないという点です。したがって多くの患者さんが一般人の中に診断されずに埋もれていることが問題です。一般の方に緑内障という疾患の存在を知ってもらうという活動が極めて重要であると考えます。その意味でライトアップinグリーン運動の緑内障啓発効果に大いに期待しています。

Ⅳ.終わりに
 日本緑内障学会が今年3月12日(日)から18日(土)に実施するライトアップinグリーン運動を中心に緑内障の啓発活動について記述しました。3月中旬にグリーンにライトアップされたランドマークを見たら思い出していただけると幸いです。こうした活動で一人でも多くの緑内障患者が早期に発見されることになれば本望です。

清澤の追記:上の記事は日本緑内障学会のページからの採録です。先日の集会での桑山先生のご挨拶ではANAの機内でもビデオが上映されているという事でした。

Categorised in: ご近所の話題