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2015年3月31日

6420 自動視野計の測り方(院内視野勉強会)  

bjeruums
視野勉強会 講師:F株式会社Yさん (3月31日12時45分から約一時間)

 自動視野計の測り方について本日は約一時間の講義を検査系職員と事務系職員が総出で、私も含めて皆で伺いました。会社でこのような講演会用に複数の医師の指導を受けて作成したスライドを用いたものでした。

 眼科医師の私にもとても参考になる講義でした。各スライドも1)表題、2)それでどうした、3)関連した図表、そして、4)結論、という配列になっていて、要点がつかみやすくできていました。後半は事務系職員には少し難しかったかもしれません。

 当医院以外の眼科医院でもザラカムを作っているこの会社にお願いすると、今日から役に立つ自動視野計の使い方の講義を聞かせてくれるでしょうからご検討ください。患者さん用のパンフレットも頂き、窓口に配布用におきました。

◎パート1 検査のオーダーと測定

○視野とは:一目で見える広がりと見える程度。自動視野計がすること:コンピュータを使って視野の状態を調べる

○これからしていただく検査ですが:「よい検査」はよい説明で始まる。「動くと位置がずれ結果が違ってしまいます」と、伝えないと患者さんにはわからない。
○光は見えたり見えなかったりします。:「見えると見えないの境を調べます。」
 見えた時だけ押してくださいね。確実な応答⇒適切な診断。検査の初めのうちならやり直す。

○検査中は目も顔も動かさないでくださいね。;無理のない姿勢が「正しい結果につながる。」検査員の見守りが必要。検査中の適切な「声掛け」が大切。検査に集中し続けて頂くために。

○最後は心を込めて「お疲れ様でした!。」検査したスタッフだけが知る「検査中の状況」を医師に伝えることは大切。
○前の検査を振り返る、次の検査に生かす。

◎自動視野計の診かた パート2:自動視野計、結果の診かた

○固視不良は視野検査の敵:悪化したかのような視野が、実は固視の改善であることもある。
○緑内障視野の特徴:局在性でかつNFL(神経線維)に沿った視野障害。障害の形にはブエルム暗点、鼻側領域、PMB(乳頭黄斑束)領域が有る。
○ハンフリー視野の表示は多彩:でもそれを順番に見てゆく。最も目立つのはグレイスケールだが、
○グレイスケールに騙されるな。測定する76点で592点を補填して視野検査結果を偽装している。
○初期の緑内障視野障害は軽度の感度低下。トータルデビエーションTDとパターンデビエーションPDに注目。
○トータルデビエーションとは:実測感度と視野計に内蔵された年齢別正常値の差(偏差)、視野障害の目安
○パターンデビエーションとは:実測感度と年齢別正常値との差(偏差):軽度の低下をハイライト 数値を1つ1つ追うより能率的。
○グレイスケールよりPDマーク(パターン偏差マーク)に注目してください。
○緑内障診断ではPDと乳頭所見の相関性も確認。乳頭所見が先行し、視野変化はその後。
○グレースケールの奥に軽度の感度低下が隠れている。
○パターン偏差と乳頭所見の相応性の確認を。パターン偏差は変化を強調している。
○感度低下部位と乳頭所見との相応性が明らかでなければどうする?
○緑内障視野障害はNFL(神経線維層)に沿うことが原則:緑内障ではなくて、代わりに古い静脈閉塞の跡があるなどという事もある。
○MD(ミーンデフェクト=TDの平均値=「黒さのイメージ」,PSD(パターン?デフェクト=視野の偏りのイメージ=全体が下がればPSDかえって改善する
○MDは視力に影響しない。VFI(ビジュアルフィールドインデクス)という概念があり、中心の感度を重視したこの視標はむしろ視野に対応する。

(見せていただいたお話のあらすじを追ってみました。御気づきの点がありましたら、喜んで修正いたします。)

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