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2014年5月24日

5466 筑波大学聾学校(市川市)の学校検診に行ってきました。

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筑波大学聾学校(市川市)の学校検診の幼稚部、小学部そして専攻科の眼科検診にラーマン先生を伴って行ってきました。これで、今年の春の検診はすべて終わりです。なんだかんだで今年の学校検診には7日分のお昼休みを要しました。

それにしても驚くことは、此の学校の保険の先生が児童の一人一人の名前をすべて覚えていることです。難聴と言う身体的な特徴を持ち、少人数のクラスで頑張っているとはいえ、保健の先生がすべての生徒の顔を見てをファーストネームで呼び入れるのです。これはなかなか出来る事ではないと思います。

 従来から指摘されてきた児童に加えて、今日も数名のワレンベルグ症候群2型が見られました。この疾患は完全型あるいは部分的な眼白児症で普通は茶色である虹彩の全体または一部がブルーになっていています。眼底でも白人の様に赤い色の網膜が観察されますけれど、視力や視野などには異常はありません。(⇒481 ocular albinism、眼白皮症、眼白子症、2008年を参照ください。)内耳の有毛細胞にもメラニンが存在しますから、眼に現れているメラニン形成の不足が耳にも影響を与えて先天的な難聴を起こしているものと考えられます。私が大学にいたときにたちがその点を指摘してから学問が遺伝子にまで踏み込んだより進んだ説明が出来たのかどうかは気になるところです。
(JJOページにはこの論文のPDFもあります。http://www.nichigan.or.jp/jjo-oj/pdf/04701/047010077.pdf)

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