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2014年3月31日

5303 検出困難「薬効かぬ菌」西日本で拡大か 大阪の院内感染

450px-Plasmid_(english)_svg検出困難で「薬が効かぬ菌」が西日本で拡大かと言う記事が出ています。国立病院機構大阪医療センターで大規模な院内感染の原因になった新型耐性菌「CRE」は、検出困難な「ステルス型」と呼ばれる種類だと分かったそうです。それは、切り札的な抗菌薬であるカルバペネムが効かないばかりか、通常の検査法では「効く」という誤った結果が出る特異性があるそうです。広島大の鹿山助教によれば、ほぼ全ての菌で、細胞内物質「プラスミド」が同一だったという事です。
清澤のコメント:プラスミドにこの特性があるので、この特性が元の株から別の株にも移ることがあると言いたいのでしょうか?

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検出困難「薬効かぬ菌」西日本で拡大か 大阪の院内感染

 国立病院機構大阪医療センター(大阪市)で少なくとも患者2人が死亡した大規模な院内感染の原因になった新型耐性菌「CRE」は、通常の検査では検出困難な「ステルス型」と呼ばれる種類だと分かった。5年前に広島県で初めて見つかった新しい型で、治療が手遅れになりやすい特性がある。複数の専門家が「日本で生まれたと見られるCREが、西日本に広がりつつある」と警告する。

 一般的なCREは、切り札的な抗菌薬であるカルバペネムが効かない。それに加え、ステルス型は実際にはカルバペネムが効かないのに、通常の検査法では「効く」という誤った結果が出る特異性がある。このため、検出しにくいだけでなく、医師が検査結果を信じてカルバペネムを治療に使い、手遅れになる恐れも強い。

 広島大の鹿山鎮男(しずお)助教らは、2009年に初めて広島県内の複数の病院からステルス型CREを5株見つけ、その後、兵庫県の病院からも8株見つけた。検出数は年々増え、12年10月までに2県で計87株にのぼる。その間にこの菌による死者が少なくとも1人出た。鹿山助教らが詳しく調べると、ほぼ全ての菌で、リング状の細胞内物質「プラスミド」が同一だった。
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新型耐性菌の「CRE」とは(ウィキペディアから抜粋)::
カルバペネム耐性腸内細菌(Carbapenem-resistant enterobacteriaceae、CRE)は、薬剤耐性菌の一種。

CREは、カルバペネマーゼ(β-ラクタム系抗生物質を加水分解する酵素のこと)を産生する、そのため、抗菌薬であるカルバペネム系抗生物質(イミペネムやメロペネムなど。悪性感染症の治療の最終手段として使われることが多い。)が効かなくなる。

腸内細菌科の細菌の一種であり、他の腸内病原体にも抗生物質耐性を与えてしまうこともあるという。人間の消化器官に棲息しやすい特性を持ち、常在していることもある。

その発症と感染予防では、CREが、膀胱や血液などに到達した場合、感染症を引き起こす可能性があるという。血流感染が起きると、最大で患者の50%が命を落とすといわれている。

国内の医療機関(病院など)において感染が確認されているアメリカ合衆国では、疾病予防管理センター(CDC)が院内感染防止策として、「手洗いの励行」「カテーテルや人工呼吸器など医療器具の取扱いの注意」「感染患者の隔離」などを呼びかけている。

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プラスミドとは(ウィキペディアから抜粋):
プラスミド (plasmid) は細胞内で複製され、娘細胞に分配される染色体以外のDNA分子の総称。1952年にジョシュア・レーダーバーグによって提案された。

細菌や酵母の細胞質内に存在し、染色体のDNAとは独立して自律的に複製を行う。一般に環状2本鎖構造をとる。 細菌の接合を起こすもの(Fプラスミドなど)、抗生物質に対する耐性を宿主にもたらすものなどがある。

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