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2013年8月25日

4682仙台にもう一つの医学部設立? 仙台の同級会に泊まり込みで行ってきました その2 

4680 仙台の同級会に泊まり込みで行ってきました その2 仙台にもう一つの医学部?

東北大学医学部昭和53年卒業同級会総会では医学部長になった大内憲明君から、集まった同級生に最近の東北大学の状況が説明されました。その内容はほぼ前回の関東地区同窓会の話と同じ(⇒リンク)でしたが、当時彼が編集を務めた卒業記念アルバムの紹介と今の東北大学医学部の発展の様子が説明されました。

その中の話題としては、仙台厚生病院を中心として、震災復興に関連して宮城県にもう一校の医学部を作ろうという動きがあります(情報として:医学部新設に猛反対する医師会に、医療現場から反発の声…医師会、大学、自民党の攻防⇒記事にリンク)。

これに対して、全国医学部長病院長会議や医師会は反対しています。その理由は、東北大学を含めた罹災3県の各医学部は震災後の医師不足を受けて、学生数をすでに医学日1校相当の学生数を増加させていますし、東北大学では3世代ジーンバンクとしての東北メディカル・メガバンク機構の建設を既に進めており、これは大規模な東北地方への医師派遣システムを兼ねた物ですので、その新しい医学部の設立は不要であり、現場の混乱を招くとして反対を表明しているということなのだそうです。

更に、新たな医学校の創立は役500名の現場医療者の引き抜きを引き起こします。これが当初は医師不足を更に悪化させるという推論もあります。また、上記のような必要に応じた既存医学部での増員であれば、医師不足解消後には各大学での募集人員の削減でその解消も比較的容易ですが、いったん設立された医学校の閉鎖は職員の失職や母校の喪失を伴いますから実際上困難であろうと言う理由もあるそうです。

いずれにしても、この議論は私には了解できるものなのですが、現在の医師不足を散々に聴かされている市民に、その論議が「競合する医師が増えることを嫌う医師が、自分たちの利益のために反対している」訳ではないということを理解できるように、一層親切な説明をする必要がありそうです。

今回のお話の中では、大内先生が上に引用した私のブログ記事も紹介してくださって居り、うれしかったです。
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