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2012年12月23日

3911 乳幼児の感染性胃腸炎による嘔吐物処理の注意点とは

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このところ、ノロウイルスやロタウイルスなどによる小児の感染性胃腸炎が巷で流行っている模様です。九州の病院では既に高齢者の死者も出ているそうです。

ノロウイルス感染の初発症状は、一見健康な子供の突然の嘔吐ですから、眼科医院の様に外来に小児も多く集まるところでは、小児の患者さんが待合室で突然嘔吐することもあります。

患者さんおよび職員への感染予防のために、嘔吐物の処理には十分な注意が必要と思われます。それを調べてみました。

○ 処理をする人自身が感染しないように、気をつけましょう。
○ ノロウイルスが残らないように、確実に消毒をしましょう。
○ すぐに処理できるよう、次のものを普段から準備しておくと便利です。
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その清掃時の注意は江東区のページhttp://www.city.koto.lg.jp/topics/2113/71514/file/norouirusu.pdfに出ています。そこからポイントらしきものを拾ってみましょう。

用意すべき処理用セットには:バケツ、塩素系消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)、ビニール又はゴム製手袋、マスク、白衣やエプロン、ビニール袋、ふき取るための布や紙などです。(ネットを見ますとそのようなものをセットにしたキットも出てますし、液体の嘔吐物を雑巾がけで広げないように固化させる瓶入りの薬剤もダイレクトメールで当医院にも売込みがありました。)

以下が上に示した江東区のページの概要です。

①処理をする人以外が近づかないように周りの人に移動を指示します。
②処理をする人は使い捨ての手袋とマスク、エプロンを着用します。
③汚物(おう吐物)は、布やペーパータオル等で外側から内側に向けて、汚れた面を折り込みながら静かにぬぐい取ります。
④使用した布やペーパータオル等は、すぐにそのままビニール袋に入れ、処分します。袋には消毒用の次亜塩素酸を入れてもよいですが、酸と混ざると塩素ガスを生ずるので注意とのこと。
⑤汚物が付着していた床とその周囲を0.1%次亜塩素酸ナトリウムを染み込ませた布やペーパータオル等で覆うか、浸すようにふきます。
⑥使用した着衣(エプロン)は廃棄が望ましいですが、消毒する場合には注意点あり。
(85℃で1分間以上、熱湯消毒するか、塩素系消毒液0.02%次亜塩素酸ナトリウムに30 ~ 60 分間浸、消毒後、他のものと分けて最後に洗濯)

⑦手袋は、付着した汚物が飛び散らないよう、表面を包み込むように裏返して外します。
手袋は、使った布やペーパータオル等と同じようにビニール袋に入れ、処分します。

始めの図出典:このページも具体的でまとまっています
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というわけですが、ご参考になりますでしょうか?

○ところで患者さん側から見たノロウイルス感染の特徴は次の通り
潜伏期は1~2日ほど。
冬に突然吐く時は嘔吐下痢症が最も多い。
患者には吐き気があるのが一番つらい。
(この間の脱水は軽度で心配ない。与えても吐くだけ。)
水分摂取開始のもう一つの目安は吐気が止まって3時間後。
のどが渇いてどうしてもほしがるときはスプーン一杯で乗り切る。
吐き気が落ち着いたら、少量の水分を少しずつ与える。飲み過ぎているといつまでもだらだらと吐いてしまう。
元気があれば大丈夫。(点滴が必要な元気な脱水の子などいない)
水分と固形物を上手に与えれば多くはすぐに元気になり、3~7日で徐々に回復する。
嘔吐・腹痛・下痢・発熱が続く時はもう一度受診を。
市販の家庭用漂白剤のうち、次亜塩素酸ナトリウムを5~6%含む塩素系なら希釈して消毒が可能。   ということのようです。

⇒以前の清澤眼科医院通信のノロウイルス感染の記事はこちらです。
家庭での対策はこちらによくまとまっています。先頭の図の出典でもあります。⇒リンク

Categorised in: ご近所の話題