お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2021年5月24日

12885:緑内障関連演題の要旨から:(第74回日本臨床眼科学会記録)

上記学会は2020年11月5日から12月6日にかけてオンデマンドで開催され、最近になってその要旨をいまとめたパンフレットが製薬会社から届けられました。そのなかから、私が注目した演題の結論を短縮して採録して見ます。エイベリスの話題が多いです。

  • 臨床治療における緑内障手術の選択(岩崎健太郎、福井大):結論現在、緑内障に対する術式として最も多く選択されているのはトラベクレクトミーである。難治例にはチューブシャント手術が採用されている。ミグス(MIGS)は初期緑内障への選択肢として採用される機会が増えている。
  • エイベリス点眼薬への切り替えによる眼圧下降効果の検討(青木良太、ツカザキ病院眼科):選択的EP2受容体作動薬であるオミデネパグは、緑内障の第一選択薬とされるプロスタグランジン(PG)関連薬であるラタノプロスト(LAT)に対して非劣勢が検証されている。実臨床に於いてOMDI単剤投与を 12か月以上継続した症例のうち、PG関連薬群では眼圧に有意な変化は認められず、β遮断薬群では眼圧が優位に下降した。一方で、霧視、近視化などの副作用による投与中止例も認められており、切り替え後は注意深い経過観察が必要である。
  • オミデネパグ イソプロピル点眼液(エイベリス)の効果と安全性の検討:平均10か月成績:OMDIを投与した患者の内87%が6か月以上継続し、新規投与例および追加投与例において眼圧を優位に低下させた。使用中止例のうち眼瞼炎などの副作用や視力に関わる副作用が認められたが、いずれも投与中止により自然回復した。
  • オプトス画像における垂直方向C/D比セグメンテーションをベースとした緑内障AI診断:田邊裕貴(ツカザキ病院):オプトス画像をセグメンテーション用のニューラルネットワークに投入して得た垂直方向のC/D比をもちいることで、眼科医とほぼ同等の制度で緑内障の診断が可能であることが示された。清澤のコメント;眼底検査では視神経乳頭の色合いではなく、血管の屈曲でカップの端を同定せよと習った。OCTでディスクを分析するのには深さでリムとカップを分けていると思う。平板的な画像の色合いで判断をするようにして果たしてよいのであろうか?
  • EP2受容体作動薬オミデネパグ イソプロピル(エイベリス)への切り替えによる上眼瞼溝変化:坂田礼:東京大:PG関連薬からOMDIへの切り替え後12週において、患者の約7割でDUESが改善した。その間有害事象の発言は認められず、眼圧に変化は認められなかった。PG関連薬をOMDIに切り替えることはが夏を変化させることなくDUESを軽減する有効な選択肢の一つであることが示唆された。

DUES:

Categorised in: 緑内障