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2021年5月5日

12832:緑内障の診療を変革しうる新しい検査:聴講印象記(日本眼科学会サブスペシャルデー2 緑内障)

緑内障診療の情景を変えてしまうような変革があるか?

清澤のコメント:緑内障は最も対象患者も多く、使用する診断機器の進歩も早い分野である。その中でどれが標準的に必要となるのかが診療者にとっては重要な点であろう。眼圧バイオメカニクスでは眼圧のヒステレシスを論じた。視野ではアイモが紹介された。網膜画像では、BMO-MRWやDARCなど多くの新しいテクノロジーが示された。AIではBayesベーズ線形回帰の応用で予測の精度増加の他に測定の簡素化も期待できるそうである。これからの実際的応用での進歩に期待したい。今日は連休の最終日です。10日までオンデマンドが聞けるそうですが、実質的には今日どれだけ聞けるかと言う事にになりそうです。

  ―――以下に聞き取ったお話の要旨を採録します――――

三木篤也(大阪大):角膜前眼部

眼圧バイオメカニクス(生体力学)、ORA(オキュラーレスポンスアナライザ→ヒステレシスを見る。)コルビス(それにシャインプルーフカメラを使う)、

ペンタカムと前眼部光干渉断層計(狭隅角の評価)、primary angle closure diseaseを論ず。

隅角の評価:スウェプトソースOCTに進化した。隅角鏡との相関がある。

松本長太(近畿大)視野検査

アイモを開発した。SAPの条件で測定がなされている。検出感度の向上には密度や位置が問われる。固視微動が両眼だと減る。

赤城忠道(新潟大):眼底

OCT:乳頭陥凹、ノッチング、NFLD、GCCなども見られる。乳頭周囲と黄斑部で評価される。1)、強度近視などでは、乳頭縁とブルフ膜開口部に位置が違う。これがBMO-MRWで見られる。視野の進行は、この方法の方がわかる。BMO-MRWとはブルッフメンブレーンオープニングとミニマムリムウィドーズでありリムの菲薄化を示す。2)黄斑部アンファスOCTによりNFLDを見る。3)、篩状板の変形や後方湾曲度を見ることも有効。4、OCTアンギオ:深部血流脱落が進行例の評価に良い。5、未来の検査では:①AO-OCTは補償工学で高次収差の揺らぎを減らす。②DARC(アポトーシスを起こしている網膜細胞の検出)年に5%が減る。アレキシン5を静注して蛍光で見るとわかる。

4、AIと緑内障診断 朝岡亮

生成モデルで進行を予測する。ディープラーニングで訓練し、独立した症例を判断すると、まだ5.5dbくらいの誤差がある。次にBayesベーズ線形回帰(前値で確率分布を補正する)について。ニデックとビーラインで実装した。測定を早くすることも可能にする。

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