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2021年2月17日

12668:緑内障手術の現状、緑内障手術に対するチューブシャント手術の現状と展望:日眼会誌の巻頭言の記事採録

日眼会誌125巻第2号の巻頭言は東北大学布施昇男先生の上記記事です。参考になる記述なので要点を採録します。

2011年に本邦でも、ろ過手術が奏功しない症例、あるいは重篤な合併症を伴う症例に限ってバルベルト緑内障インプラント(BGI)が認可されました。2014年にはアーメド緑内障バルブ(AGV)の使用が可能になりました。GDD(チューブシャント、glaucoma drainage device:GDD)には

(1)シリコン製チューブとそれに接続するシリコン製プレートで構成されるもの(①BGI, ②AGVがその代表)と

(2)プレートを用いないもの(エクスプレス緑内障フィルトレーションデバイスが代表)に分けられます。

トラベクレクトミーとチューブシャントの比較では:眼圧下降に有意差なく、5年後でバルベルト群で優位に累積手術成功率が高かった。視野では有意差なしなどの報告があります。

初回手術としてのBGIとマイトマイシンC併用トラベクレクトミーでは、成功率に差がなく、眼圧と点眼数でBGI(バルベルト)が3年経過で有意に良好。AGV(アーメド)とBGI(バルベルト)の比較では、バルベルト群に有意な眼圧下降。

一般にGDD(チューブシャント)ではいかに上げる類似の合併症があります:術後閉塞、チューブやプレートの露出、偏位、術後感染、眼内炎、術後低眼圧、角膜内皮減少、浅前房、前房炎症、脈絡膜剥離、低眼圧黄斑症などだそうです。(以下略)

Categorised in: 緑内障