お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2020年11月20日

12442:ブリモニジンファミリー~ブリモニジンを含有する3つの点眼薬~:アイファガン、アイベータ、アイラミド記事紹介

清澤のコメント:最近は新しい点眼薬が多く、なかなかその特徴を覚え難いのを感じます。今回は製薬会社の方が上記3種の目薬の特徴をご指導くださいました。採録して紹介いたします。

 ------

ブリモニジンファミリー~ブリモニジンを含有する3つの点眼薬~

監修:愛媛大学医学部眼科学教室 准教授 溝上 志朗先生

日本初のα2作動薬の緑内障・高眼圧症治療剤として2012年にアイファガン点眼液が承認され、多くの患者の治療に使われてきました。

一方、緑内障は多剤による治療を要する患者も多いことから2019年にはアイベータ配合点眼液、2020年にはアイラミド配合懸濁性点眼液といったブリモニジン酒石酸塩と異なる系統の薬剤を組み合わせた配合剤が承認されました。

アイベータへの期待と注意点

アイベータが含有するβ遮断薬は、緑内障診療ガイドライン(第4版)に「眼圧下降と認容性の面で第一選択になり得る」と記載されているように、緑内障治療を長く支えてきた信頼のある薬剤で、多くの配合点眼薬に配合されています。

β遮断薬で注意しなければならないこととして、複数の全身疾患に対して禁忌であることが挙げられます

アイベータはpH6.9~7.3、浸透圧比0.9~1.1の水性点眼剤であり、使用感による点眼アドヒアランス低下への影響は少ないものと期待しています。

アイラミドの期待と注意点

アイラミドはβ遮断薬を含んでおらず、禁忌などでβ遮断薬が適さない患者にも投与可能な配合点眼薬です。一方でアイラミドは重篤な腎障害のある患者には禁忌です。

PG関連薬/β遮断薬の配合点眼薬との併用で「2本で4成分」の投与が可能であり、多剤による治療が必要な患者にとっては、剤数の負担を軽減する選択肢となります。

アイラミドは懸濁性の薬剤ですので霧視の可能性もあります。

3剤共通

アイファガン、アイベータ、アイラミドは患者に配慮された点眼容器であることも特徴でノズル先端の視認性が良いことがわかっています。

ブリモニジンファミリーの容器の特徴

・持ちやすいボトル

・見やすいノズル

・転がりにくく、ひねりやすいキャップ

・アイベータ配合点眼液、アイラミド配合懸濁性点眼液が2色のキャップで2つの薬剤の配合を表現。上から見ると「花」模様です。

Categorised in: 緑内障