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2020年3月13日

11612:点眼操作のアドヒアランスに目を向ける ~緑内障患者さんのために~

清澤のコメント:新型コロナウイルスによる肺炎流行のため、製薬会社の社員による各診療所への訪問もしばらくは自粛されることになったそうです。本日いただいたパンフレットを抄出してみました。

ーーー概要ーーー

緑内障診療ガイドライン(第4版)には:「点眼は患者が自らの意志で実行する治療法であり、如何に良い処方をしても点眼がうまくいかなければ、治療薬の効果は発揮されない。」とされています。緑内障では点眼のアドヒアランスが悪く、点眼アドヒアランスが悪いことは、緑内障の進行にも関与します。

◎2つの目薬をちゃんと点眼していますよ⇒5分以上あけずに連続点眼かも

 点眼忘れが35%、点眼間隔をあけないは22%

◎点眼後に薬が行き渡るようにぱちぱちしています⇒点眼後に瞬目が多いかも

点眼後に一分以上瞼を閉じる患者35%、一分以上涙嚢部を圧迫している患者さんは19%しかいない

◎しっかり入るように点眼しています⇒数滴点眼かも

点眼の一滴を初回の点眼操作で正確に滴下できた患者さんは38.5%しかいなかった。

失敗例はボトルが眼に接触(29.5%)、2回以上の点眼操作、点眼液が眼瞼縁から流入(19.2%)、2滴以上滴下(14.1%)

点眼アドヒアランスの改善のための推奨事項(2:弱く推奨、B:中程度の確信あり)は、

〇点眼アドヒアランスの改善のために:疾患、治療の目的、方法及び副作用について十分説明。

〇最小限でより負担と副作用の少ない方法を選択

〇患者さんここのライフスタイルに合わせた治療

〇正しい点眼指導

〇患者さんからアドヒアランスの情報について情報を収集する

これらの問題が多いと効果減弱や副作用増加につながるため、注意が必要。

アイベータ配合点眼薬(ブリモニジン酒石酸塩・チモロールマレイン酸配合点眼液)などの緑内障配合点眼薬の使用で点眼アドヒアランスの向上が期待できる。

(福井大学稲谷大教授監修、千寿製薬配布のパンフレットを参考にまとめました)

Categorised in: 緑内障