お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2019年12月13日

11376:ポリファーマシーという言葉

ポリファーマシーという言葉が注目されている。「ポリファーマシー」は、「Poly」+「Pharmacy」であり、多くの薬ということだが、多くの薬を服用することにより副作用などの有害事象を起こすことが問題。ポリファーマシーはそのまま多剤併用ということではなく、多剤併用それ自体が悪いことという訳でもない。この、有害事象というのは薬物との因果関係がはっきりしないものを含め、薬物を投与された患者に生ずるあらゆる好ましくない、あるいは意図しない微候、症状、または病気のことであると、薬学用語解説は説明している。

高齢者になると、多くの薬を併用する(多剤併用)ことが多くなる。例えば、5種以上の処方例の比率と一件当たりの処方薬数は65-74歳では27.2%で3.60種。75歳以上では39.4%で4.48種である。多剤併用により、診療科が異なる場合などの重複処方、アドヒアランスの低下などのさまざまな要因により、予測不可能な有害事象が起こる可能性も高くなる。

このようなポリファーマシーを防ぐために、病院などでは老年科担当薬剤師の設置、処方カスケードを減らすなどの対処をしている。また、外来患者が多い昨今では薬局での薬剤師の役割が重要となってきているという。

 さて、眼科で使われる点眼薬についても点眼薬の数が増た場合、薬剤間でのポリファーマシーの話は比較的少ないが、知られた併用禁忌が有る。また点眼薬の数が増えれば、すべての点眼がきちんとできない患者は増えアドヒアランスは低下する。そこで考えられたのが、緑内障配合点眼薬である。混合した成分が析出しないpHを選ぶなど、その作成には特殊な配慮がいるらしい。

参考資料;https://www.jga.gr.jp/jgapedia/column/_19354.html

Categorised in: 緑内障