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2019年7月12日

10896:大塚眼科手術ビデオライブ:名人の手術でした

モデレーターはお馴染みの木下茂先生。

①隅角鏡手術のコツと落とし穴 スーチャーロトミー眼内法の罠;京都府立医大、森和彦先生
眼内の隅角に手術を行い、眼圧を下げようとするスーチャーロトミー(GATT)を行う場合、強い凸レンズでレンズの向こう側に隅角を見る方式と、2度の反射を介して隅角を見るダブルミラー方式がある。演者の開発した方式は後者である。演者は3年で380余例を行った。切開は180°であり眼圧は24.1➡15.1に下がった。然し難しい場面に遭遇することも有る。1)血の海の戦い:咳をしたりして腹圧が上がる時に隅角から出血して一時にしろ視界を妨げられること有る。2)浅かったり深かったり:最初の切開の深度が大切。3)迷い道ふらふら:脈絡膜の方向に先を丸めた5-0ナイロンが迷入することも有る。この3つの落とし穴をビデオで紹介された。

②「トーリック眼内レンズ」東京歯科大学水道橋病院ビッセン宮島弘子先生
白内障手術では角膜乱視を人工水晶体で中和して術後乱視の少ない眼仕上げる計算が必要である。術前に眼球全体の屈折を示すレフ値を見るが、角膜表面の曲率であるケラト値にも注目する必要がある。角膜では前面の乱視だけでなく後面にも乱視が存在する。本日は人工水晶体乱視レンズ計算の実際とレンズ挿入の手技をビデオで見せて下さった。術後にレンズが回転して軸ずれを起こす事の多くは術後24時間以内だという事であった。乱視を矯正できるレンズ選択ができる技術は既に現代の白内障手術では必要な要素なのだろうと感じた。

③「私の難症例硝子体手術」大阪労災病院 恵美和幸先生
硝子体手術に難症例が存在する事は想像に難くないが、江見先生の手術の売り、2時間を超えるものは5%だという。1)断崖、2)介護師、3)悲報をキーワードに3症例の手術ビデオを紹介された。網膜が団子状に引き寄せられていて、これは無理だろうと思う症例でも、若い患者さんでは、意外に手術後に視力が回復できる例があるという。手術には名人というのが居るものだと驚嘆した

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