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2019年5月15日

10721:緑内障と睡眠不足の関係:記事紹介

眼科医清澤のコメント:睡眠に問題のある人は緑内障を発症しやすいというお話です。納得のいく内容と思います。直接の因果関係は述べられてはいません。

作成者: Kierstan Boyd 査読: Michael V Boland MD PhD
2019年4月10日
睡眠についての調査に答えた40歳以上のアメリカ人の6,700人以上の研究は 、 緑内障と睡眠障害の間の関連を明らかにした。
緑内障は視神経の病気です。 目から脳に信号を送るこの神経への損傷は、 目の検査で緑内障による神経損傷とそれに関連した視力喪失が明らかになるまで気付かれないことがよくあります。
この研究は2005 – 2008年の国民健康栄養調査のデータを調べたもので、 研究参加者は、視野の一部に視神経障害および視力喪失の証拠を有する緑内障患者でした。 視神経を見るために眼底写真を用いて参加者を検査し、 視力喪失の領域を調べるために自動視野検査をいました。
調査の睡眠質問に対する回答者は、以下のような点に答えています。
o 寝た総時間
o 眠りに落ちる事の困難
o 睡眠障害(睡眠中に目覚める事)
o 睡眠時無呼吸を含む睡眠障害と診断されたことの有無
o 睡眠薬の使用
o 日中の眠気の問題
その研究は、緑内障を持つことと様々な睡眠障害を持つこととの間の関連性を見出しました。 調査結果の中で:
o 夜間に10時間以上眠った人は、夜間に7時間眠った人よりも緑内障に関連した視神経損傷を受ける可能性が3倍高かった。
o 9分以内に眠りに落ちた人々、または眠りに落ちるのに30分以上を必要とした人々は、眠りに落ちるのに10〜29分かかった人々よりも緑内障になる可能性が2倍ありました。
o 視力喪失の可能性は、一晩に7時間以下の睡眠をとる人と比較して、一晩に3時間以下または10時間以上睡眠をとる人の間で3倍高かった。
o 日中の眠気のせいで物事を思い出すのに苦労したと言った人たちは、日中眠くなくかつ記憶の問題に気づかなかった人たちよりも、視野が失われる可能性が2倍ありました。
o 日中眠くて趣味の目的で作業するのが困難であると回答した人は、趣味で作業しても昼間の眠気も問題がないと報告した人よりも視力障害を起こす可能性が3倍高くなりました。
「この研究は、緑内障と睡眠障害との関連性を検討する他の研究に加わるという点で興味深い」と、この研究の著者の一人でメリーランド州ボルチモアのジョンズホプキンス大学ウィルマーアイ研究所の緑内障専門医のマイケルボランド博士は言う。
「私たちはすでに、健康全般のために健康的な睡眠が重要であることについて医師が患者と話し合うべきであることを知っています。このような研究で、緑内障は睡眠の健康問題に関連しているのかもしれません」と ボランド医師は言います。
全米眼科アカデミーは、誰もが40歳の時点で基本的な医学的眼科検査を受けるために眼科医を診察するべきであると勧告しています。 これは、眼疾患(緑内障など)や視力の変化の初期の兆候が見られる年齢です。

Categorised in: 緑内障