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2018年10月16日

10201:緑内障の方は使わないようにという指示が付いている薬?狭隅角と閉塞隅角とは。

医師で処方されたり、薬局で購入するお薬に緑内障の方は使わないようにという指示が付いていることがあります。これはなぜで、どの程度の緑内障なら駄目なのでしょうか?

お答え:この指示は、”隅角(角膜の裏面と虹彩根部がなす角度)が狭い眼では薬剤を使って瞳孔を開くと閉塞隅角緑内障の発作を起こしてしまう事がありますよ、”という事を警告しているのです。ほとんどの緑内障は開放隅角緑内障ですから、ほとんどの緑内障はこの禁忌には当てはまりません。

順に隅角とは何か?、隅角が狭いとはどういうことか?

隅角というのは角膜後面と虹彩全面都がなす角のこと。通常は45度くらいあります。加齢に伴って水晶体が膨隆して虹彩を後ろから前に向かって押したり、或いは眼球の直径が生まれつき小さい人で有ったりすると、この角度は小さく、浅前房になります。

日本人は欧米人と比べ、浅前房であることが多く、バンヘリック法によって隅角の広さを推定できます。 この角度を定性的に表現するのがバンヘリックの分類です。 (角膜厚と周辺部前房深度の比較による推定方法)。

うっかり散瞳薬を使って瞳孔が大きくなるのを許すと、狭隅角から閉塞隅角に状況が悪化して、急激な眼圧の上昇を示す閉塞隅角緑内障を起こすことが有ります。それを警告しているのが当初の「緑内障に使ってはいけない薬」という訳です。

しかし、殆どの緑内障は開放隅角緑内障なので、散瞳は禁忌ではありません。

閉塞隅角

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