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2018年10月10日

10181:40代から気をつけたい「緑内障」 自覚症状なしで事故の可能性も:記事紹介

眼科医清澤のコメント:10月6-7日にかけて、新宿西口広場では、眼の愛護デーの東京アイフェスティバルが行われたそうです。約2800人が集まったということです。このフェスティバルの主要対象は緑内障です。

以下の記事は週刊朝日の記事からの要点採録です。

40代から気をつけたい「緑内障」 自覚症状なしで事故の可能性も

山内リカ 2018.10.2  週刊朝日 #ヘルス

 白内障や網膜剥離などと並んで、“目の5大病”ともいえる緑内障。何らかの理由で眼圧が上がることで視神経に傷が付き、視野が徐々に欠けていく病気だ。

【調査結果】視野検査を受けたことありますか?

 40歳以上の20人に1人が罹患していると推定されているが、自覚症状がないため放置しがち。だが、進行すると「危険な運転につながる恐れがある」と専門家は警鐘を鳴らす。

 緑内障は進行性の病気だが、点眼薬でしっかり眼圧を下げる治療を継続すれば、進行を遅らせることはできる。点眼薬にも1日1回さすものも、3回さすものもあり、ライフスタイルに合わせられる。

 早期であれば、自分の視野の欠け方を把握し、目や頭を動かすなどして見えない部分をカバーする、視界が悪い夜間や雨の日の運転を控えるといった対策を取れば、運転も続けられる。

 一方で、視野障害が進んでしまったら運転は難しい。

 そのためにも、40~50代を過ぎたら定期検査として、一般的な視力検査のほかに「視野検査」や「眼底写真」を撮る検査を受けることも大事だという。

緑内障にはいくつかの型があり、目の形など遺伝的な要素が関係してくるケースもある。岩瀬さんは「緑内障発作を起こしたおばあさんの姉妹、娘、女の子の孫はリスクが高く、もう少し若いときから検査を受けてもいい」という。型によっては近視や遠視もリスクになるそうだ。ーーー「視力だけでなく、視野にも関心を持ってほしい」と、岩瀬さんは呼びかける。

視野が欠ける病気は緑内障だけでなく、加齢黄斑変性や脳卒中でも起こります。『最近、老眼が進んで、モノが見えにくいんだけれど……』と気になる方は、まずは一度、眼科を受診してください

「高齢者の危険な運転というと、どうしても認知機能の低下が原因と思われがちですが、実は“視野の問題”も大きいのです」

 こう話すのは、たじみ岩瀬眼科(岐阜県多治見市)院長の岩瀬愛子さんだ。

緑内障と運転の関係については、製薬会社のファイザーが全国の40歳以上のドライバー1万人を対象にアンケートを実施。その結果、「自分が緑内障である可能性がある」と答えたのは、たったの1%。緑内障の発見につながる「視野検査を受けたことがない」と答えたのが約6割だった。

「統計上は今回の調査に参加した人の中にも500人あまりの緑内障患者がいると推定されますが、無自覚である潜在患者が多く含まれることが示唆されました」(ファイザー・広報)

 この問題については、国も注視。「高齢運転者交通事故防止対策に関する有識者会議」では、運転リスクの一つに視野障害を挙げ、安全運転との関係について調査、研究を始めている。

緑内障で視野が欠けると、運転にどんな影響が及ぶのだろうか。岩瀬さんはこう解説する。

「例えば、両眼で見ても左上の視野が欠ければ信号を見落としやすく、とくに近くで青から赤に変わったときに気付きにくい。左半分であれば歩行者の動きや止まっている車に気付くのが遅れます」

 逆に右半分が見えなければ対向車の情報を得にくいことになり、いずれにしても、大事故につながる可能性がある。

「一般的には、緑内障で視野が欠けても、顔や目を動かせばカバーすることができる。危険性を自覚せずに運転している可能性があります」

緑内障は進行性の病気だが、点眼薬でしっかり眼圧を下げる治療を継続すれば、進行を遅らせることはできる

視野障害が進んでしまったら運転は難しい。

40~50代を過ぎたら定期検査として、一般的な視力検査のほかに「視野検査」や「眼底写真」を撮る検査を受けることも大事だという。

 先の調査では「視野を気にする」と答えた人は、「視力を気にする」と答えた人の3分の1以下だった。「視力だけでなく、視野にも関心を持ってほしい」

「視野が欠ける病気は緑内障だけでなく、加齢黄斑変性や脳卒中でも起こります。『最近、老眼が進んで、モノが見えにくいんだけれど……』と気になる方は、まずは一度、眼科を受診してください」(同)

(本誌・山内リカ)

Categorised in: 緑内障