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2017年10月3日

3241;飲水試験が原発開放隅角緑内障(POAG)患者の視野障害進行を予測

drinkingglassofwater

飲水試験がPOAG患者の視野障害進行を予測

原発開放隅角緑内障(POAG)患者の飲水試験時の最高眼圧は将来の視野障害進行を予測すると、米国とブラジルの共同研究グループがJ Glaucoma2017; 26: 767-773)に発表した。

眼科医清澤のコメント:
単に教えられたネット記事のカット&ペーストではつまらないので、私も一応元の素材まで戻ってコメント付きのブログ記事にしてみましょう。

png◎飲水試験というのは空腹時に1000ミリリットルの水を5分以内に飲み、その直前と1時間後の眼圧を測定して比較するというものですが、最近はほとんど行われてはいません。そのような古い試験に光を当てたということでしょうか。上の図は同著者グループが飲水試験の再現性を示した別のペーパーです。(この著者たちが、今時、患者に肉体的負担のかかる検査をルーチンに行っていたことにも驚きますが。)

◎日本人らしい苗字の著者が2人含まれていますが、どこの人なのでしょうか?ブラジルの日系人でしょうか?上記をクリックして得られた抄録の結果部分を翻訳しますと、

「軽度から重度までの範囲のベースライン視野損傷を有する96人の患者の合計144人の眼が分析され、平均28ヶ月間分析された。 潜在的交絡因子を調整した多変量解析では、WDT中のより高いIOPピークが、将来の視野進行を予測した(ハザード比= 1.11; 95%信頼区間、1.02〜1.21; P = 0.013)。 同じ追跡期間にわたる昼間の勤務時間中の平均およびピークIOPは、進行と有意に関連しなかった(それぞれP = 0.651および0.569)。」:ということで、話の筋は通っています。

 


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