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2016年7月24日

7982:近視の正常眼圧緑内障で視野欠損の進展を予測するための手掛かりとしての視神経乳頭の回転:論文紹介です

7982:近視の正常眼圧緑内障で視野欠損の進展を予測するための手掛かりとしての視神経乳頭の回転:論文紹介です
Ophthalmology. 2016 Jul;123(7):1484-93. Epub 2016 May 6.

Optic Disc Rotation as a Clue for Predicting Visual Field Progression in Myopic Normal-Tension Glaucoma. Sung MS, Kang YS, Heo H, Park SW.

近視の正常眼圧緑内障で視野欠損の進展を予測するための手掛かりとしての視神経乳頭の回転。

目的:ファクターを調査することが
近視を持つ正常眼圧緑内障(NTG)での視野(VF)欠損の進行と、視神経乳頭の傾斜との関係を決定すること。

デザイン:後ろ向き観察研究。

対象:2年間の間追跡された、単一半視野だけに視野欠損を持つ近視で正常眼圧緑内障(NTG)を持つ92人の患者。

方法:全身所見および視神経乳頭の傾きや視神経乳頭の回転などの眼所見と視野の関係を調べた。視神経乳頭の回転は、対応した視野欠陥に伴い、目は一致によってそれらと定義された。視野進行は早期の明白な緑内障試験基準によって定義された。コックス比例危険モデルが、視野進行のリスクファクターを決定するために使用された。

主要な結果:

視野の進行。

結果:対象者の平均年齢は37.83±10.89歳であり、平均球面等価屈折値が-5.51±3.37ディオプトリーであった。平均軸状長は、26.18±1.79 mm.であった 平均フォローアップ期間は55.78±30.12ヶ月であった。92眼中、37眼が視野の進行を示した。
コックス比例危険モデルが明らかにした多変量解析では、①ベースラインからの眼圧降下度(危険比率[HR]、0.965;P = 0.013)、②視神経乳頭上の出血(HR、2.623;P = 0.019)、そして③視神経乳頭回転と視野欠陥の一致(HR、0.441;P = 0.016)は、近視のあるNTG眼での視野進行に関連していた。

結論:ベースライン眼圧からのパーセンテージ降下度、および視神経乳頭上の出血に加えて、視神経乳頭の回転と視野欠損の一致は、近視のある正常眼圧緑内障NTGを持つ患者の重要な前兆要素であるかもしれない。

清澤ンコメント:治療による眼圧のベースラインからの下降度と乳頭上の出血が視野の進行に関連するというのは最も妥当な結論です。それに加えて視野欠損が眼底の乳頭の回転に創刊して居たら、視野欠損も進行するだろうと言って見せたところが新しいようです。

Categorised in: 緑内障