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2016年5月14日

7748:自覚症状がほぼ無い…日本人の失明原因1位である緑内障の恐怖:記事紹介

無題
自覚症状がほぼ無い…日本人の失明原因1位である緑内障の恐怖:記事紹介他

◎眼科の医療機械を当医院に納めてくれているR社の担当者Oさんが夜7時の診療終了時に訪ねてきてくださいました。情報量が多くて、1時間半も話し込んでしまいました。今日の話題は緑内障関連が多かったです。

 噂ですが、検診施設でも無散瞳の眼底写真より進んだ検査までを私費で検診に含めて行うことを考えているところも「あるや?」と聞きます。

①週刊ポストの記事も見せてくださいました。内容をNEWSポストセブンから抄出しましょう。緑内障が今の眼科診療の大きなテーマだという事です。
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自覚症状がほぼ無い…日本人の失明原因1位である緑内障の恐怖 2016年5月9日 16時0分

ざっくり言うと

日本人の失明原因1位である緑内障について、解説している
初期の自覚症状がほぼないところに怖さがあるという
また1度欠けた視野は回復しないため、進行を抑制する以外の処置はない

本文の要点は:日本人失明原因1位の緑内障 40歳以上の20人に1人が発症

 いつかは誰もが迎える「死」より「目が見えなくなることのほうが辛い」という人は多い。ーーー

 緑内障(開放隅角緑内障)は目と脳をつなぐケーブルの役目をしている視神経の繊維が減っていく病気で、徐々に視野が欠けていく。視神経が徐々に減ると、初期状態では減った神経が認識していた部分の視野が見えづらくなる。中期になるとその見えない部分が徐々に広がり、末期ではほぼ全体が見えない部分で埋まって、目の前が暗くなる。最悪の場合は失明に至る。

 日本緑内障学会の大規模疫学調査「多治見スタディ」によると、推定患者は約400万人で、40歳以上の約20人に1人が発症している。『緑内障の最新治療』(時事通信社刊)の著者で、彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長の平松類氏が次のように語る。

「実は、日本人の失明原因の第1位は緑内障です。私の患者さんでも症状が悪化していて、来院時には既にほぼ見えなくなっていたという方が少なくありません。私の感覚では男性は放置して悪くなりがちです」

 厚労省の調査(2008年)では、失明した人のうち、緑内障の割合は20.9%にのぼる。ーー

 緑内障の最大の問題は、1度欠けた視野は回復しない点だ。そのため緑内障と診断されても、進行を抑制する以外の処置はない。にもかかわらず、初期の自覚症状がほぼないところに怖さがある。

 前出の多治見スタディによると、緑内障患者のうち、9割は自分の病気に気付いていなかったという。ーー緑内障と分かった時には末期だったという例は少なくない。
※週刊ポスト2016年5月20日

②世界的な緑内障視野の測定の標準機であるハンフリー視野計(カールツアイス社、ハンフリー部門製)は、700シリーズの販売を終了し今年から販売は800シリーズに変わっています。当医院では、開業した直後に導入した740型というものを使っていますが、故障も少なく使用する感じはいまだに良好。
 今後800型にグレードアップするとすればHFA Ⅱ-i and FORUMという事になります。このシステムでは従来多用されたMD(視野欠損の平均値)に変わって中心視野に重みを掛けた視野計数(VFI)という概念が導入されています。VFIでは患者さんにも分り易い早期(100-80%)、中期(80-60%)、後期(60-30%)、晩期(30%以下)の別が表示されます。
 FORUMというプログラムを付けて購入すると、このVFIおよびMDの時間経過での傾斜(スロープ)も自動で作図してくれるという優れものです。このFORUMを搭載して購入すると別の解析装置につなぐよりはコストも軽減され利点があります。

③隅角を見るフォーミラーの接触型コンタクトレンズ。緑内障専門外来を当医院につくってくださったK先生の希望で購入しましたが、普及しているスリーミラー型に比べて回転しないでも上下左右が一度に見えるので緑内障の隅角を見ることに目的を限れば優れものです。しかし今回、落として破損してしまったので先週補充をお願いしました。当然ながらこのような特殊な検査機器は高価ですし、入荷もすぐとはゆきません。R社Oさんの迅速な対応に感謝しています。

Categorised in: 緑内障