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2016年5月1日

7709:片目 続発性高眼圧についての質問:ポスナーシュロスマン症候群?

PSS_KPs
質問:(患者の気持ちから)

片目 続発性高眼圧について
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先生はじめまして。2009年の健康診断で眼圧測定したところ、右目が46だったのでその後すぐに眼科にかかりダイヤモックスとタプロスで一時は下がりましたが、その後も不定期に眼圧上がり目薬もいろんな種類のものを使いましたが、なかなか安定せずに2014年7月に眼圧が70ぐらいになり点滴も効かず線維柱帯切開術をしました。その後3カ月くらいは安定しましたが、また眼圧が不定期に上がりリンデロン、アイファガン、リズモン、エイゾプト→ダイヤモックス→点滴の順で眼圧を下げるために治療してますがなかなか安定しません。今までにステロイドでの眼圧上昇、膠原病を疑いましたが検査の結果特に関連性がないとのことでした。あと手術時にヘルペスウィルスがあるとのことを言われました。何人かのお医者さんには原因不明といわれました
が、何か疑われる病気、または原因など分かれば教えていただきたいのですがどうで
しょうか?よろしくお願いします。

ロック 32歳 男性

お答え:ヘルペスウイルスを疑うと言った先生は、ポスナーシュロスマン症候群を考えたのだと思います。高眼圧とぶどう膜炎の発作を伴う疾患であるポスナーシュロスマン症候群では隅角に表れるサンパオリシェ線などの特徴がありますが、あなたの記載する症状と比較的合うように感じます。(驚いたことに、以下のウィキペディアの最初の引用文献が私のブログ記事でした。上の図はhttp://eyewiki.aao.org/Glaucomatocyclitic_Crisis_(Posner-Schlossman_Syndrome) から借用:AAOのページです。)

ポスナーシュロスマン症候群( Posner-Schlossman Syndrome)は、1948年に米国のPosner とSchlossman により報告されました。別名:緑内障性毛様体炎発症(英語: glaucomatocyclitic crisis)。片方の目に、著しい眼圧上昇を伴った軽微な虹彩毛様体炎が繰り返して発生する。「眼の炎症に続発する緑内障」に分類されるが、通常は視野の欠損が伴わないこと、症状が可逆性であることからいわゆる緑内障とは区別されます。著しい眼圧上昇(例えば40~60mmHg)にもかかわらず眼球痛がそれほどでもないことが多いこと、炎症は軽微なことが特徴です。霧視、虹輪視、白目の充血、頭痛を伴うこともあります。数時間から数週間で寛解するが、多くは数ヶ月から数年の周期で再発と寛解を繰り返し、10年以上継続することも珍しくありません。ほとんどのケースでは20~50歳。男性に多い。両目に発症することもあるが同時に発作が起こることは稀である。原因は不明。ストレス、疲労、ヘルペスなどの説がある。(wikipediaを参考に記載)

私のブログの:37 ポスナーシュロスマン症候群 ⇒リンク: https://www.kiyosawa.or.jp/archives/50360393.html に比較的詳しく記載していましたのでそちらもご覧ください。

発作中であれば、東京医科歯科大学のブドウ膜外来であれば、炎症細胞を採取して前房水中の遺伝子を調べてヘルペスウイルスがあるかどうかの検索ができます。

上記のブログ記事に記載しましたが、サルコイドーシスなど、この他のブドウ膜炎が隠れていることがありますから、そちらも注意して診てもらっておいてください。
お大事に。

Categorised in: 緑内障