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2016年4月19日

7664:単眼注視野と両眼注視野の正常範囲の違いについて

視能訓練士を目指す学生さんから質問を戴きました。単眼注視野と両眼注視野の正常範囲の違いがなぜ起こるか?というものです。

質問:視能訓練士を目指す大学3年生です。突然申し訳ありません。注視野検査についての質問です。単眼注視野の正常値は約50度、両眼注視野の正常値は約45度とどうして両眼注視野の方が範囲が狭いのですか?
よろしければ返信お願いします。

答え:
交通事故の後などで、複視がある場合、どの範囲で両眼視ができるか?というのを調べたい場合があります。オリジナルではフェルスターの視野計という19世紀的な機械で調べるのですが、当医院ではゴールドマン視野計を使って調べます。当医院の視能訓練士さんたちにお答えを作ってもらいました。

単眼注視野と両眼注視野の正常範囲の違いについて

単眼注視野は、各眼の「ひき運動」の限界を調べる検査です。明視できる最小の視標を追従してもらい、明視可能な限界を測定します。
両眼注視野は両眼単一視(融像)できる範囲を求める検査です。臨床的には眼球運動制限が起きて複視を訴える患者さんに対して融像可能な範囲(複視が出現する境界)を定量的に調べることで、継時的に回復度合いを追うことができます。つまり、眼球運動の限界ということではなく、融像を保つことのできる眼球運動の範囲を調べていますので、両眼注視野の方が狭くなることになります。

Categorised in: 緑内障