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2020年2月17日

11520:眼科医療で健康寿命延伸を 平塚義宗先生聴講印象記

清澤のコメント:66歳を過ぎると自分の健康年齢の残りが少ない事に気が付く。危ない転倒こそしてはいないが、歩行速度は低下しており、大腿部の筋は落ちてフレイルが進んでくる。この様な老化の逓減に眼科医療が役立てる部分が大きいという前向きな話であった。地域で眼科検診などを実現させるために、エビデンスのある資料が必要なら平塚先生が教えて下さるそうです。今回の配布資料にもたくさんの文献(24報)が出ています。

ーーお話の要点ですーーー
・健康寿命伸延が最重要テーマ:健康寿命とは介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる時期。平均寿命は男性81歳だが健康寿命は男性72歳である。

・視覚障害対策は健康寿命伸延に大きく貢献できる
①認知症、視覚障害は認知症を増やす、②衰弱、視覚障害で歩行速度が下がる。悪いほうの眼の視力が大事。③骨折、転倒。視覚障害で転倒リスクは2.5倍となる。

・具体的な視覚障害対策
1、適正な眼鏡を装用させる:視覚障害の最大要素は屈折異常。不適切眼鏡が多い。遠視も加齢で増える。
2、早期の白内障手術を勧める:転倒を34%減らす。
3、眼底検査の推進:日本は糖尿病網膜症の検査頻度が世界でも下位。特定検診導入で100分の一になっってしまった。
4、地域包括ケアの枠組みへの眼科医療の参入:社会の自助・互助を引き出さないと社会が回らない。視覚障害は社会的参加を抑制している。

政策に視覚に関する記載は見当たらず、公共の医療施策の中に視覚に拘る文言は無い。
高野:健康寿命を考えてゆくうえで「見えて」、「歩けて」、「食べられる」の3要素が特に重要。眼科の啓発運動は後れを取っている。
眼科が健康寿命の延延のための視覚障害対策を行えるという視点が重要である。

Categorised in: 眼科検診