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2019年6月9日

10798:東レ 血液1滴でがん検査、年内申請

 清澤のコメント:これは有効そうな発明です。末尾に東レがつくったMiRNA解説ビデオを再録しました。そちらもご覧ください。でも、そんなのを調べたら全く自覚症状のない癌の芽が見つかったりしそうで怖くないことも無いです。

ヘルスケア2019/6/9 0:22日本経済新聞

東レは血液1滴から様々ながんを発見する検査キットについて、2019年中に厚生労働省に製造販売の承認を申請する。優先的に審査する対象に選ばれており、20年にも承認される可能性が高い。膵臓(すいぞう)がんなどの早期発見も期待できる。

承認されれば、数万円で複数のがんを一度に調べられる見通しだ。現在、遺伝子検査でがんを発見する方法は米国で実用化されているが、血液は数十ミリリットル以上必要で発見できる割合も低い。東レの場合は血液が1滴と利用者の負担が少なく、がんの有無の判定精度も95%以上という。

国立がん研究センターなどと14年に始めた研究プロジェクトがこのほど終了し、その成果を事業化する。がんができると血液中に増える「マイクロRNA」という物質を検出する手法で、東レはこれを検出する遺伝子解析チップを開発した。

同社の遺伝子解析チップは独自の素材や加工技術を生かし、マイクロRNAなどを従来に比べ100倍の感度で検出できる。血液1滴分、50マイクロ(マイクロは100万分の1)リットル程度あれば検査できる。

マイクロRNAは遺伝子の働きにかかわる物質で、体内に約2600種類存在する。がんはこのうち特定のマイクロRNAを分泌し、増殖したり転移したりしている。

研究プロジェクトでは乳がんで5種類、大腸がんで3種類など、各がんの鍵を握るマイクロRNAを特定することに成功。東レの膵臓や胆道にできるがんを検査する遺伝子解析チップが4月、厚労省の「先駆け審査指定制度」の対象に選ばれた。通常12~14カ月かかる審査が最短6カ月に短縮される。

https://www.3d-gene.com/products/dna/index.html

上記の動画をお試しください。

miRNA Oligo chip

microRNA(miRNA)の網羅的な解析を可能に

microRNA(miRNA)の網羅的な解析を可能に

機能性RNAの一種として知られているmicroRNA(miRNA)はmRNAの3’末端非翻訳領域に配列相補的に結合することにより、その遺伝子の発現を調節することが知られています。その遺伝子調節機能は腫瘍形成、発生、ウイルス感染などに関与することが示唆されていますが、多くのmiRNAは未だそのターゲットとなる遺伝子が明らかにされていません。
最近では、筋肉特異的なマイクロRNAであるmiR-1がGJA1とKCNJ2を標的として心臓における不整脈発生の可能性を調節することがNature誌で報告される(Nature Medicine – 13, 486 – 491, 2007)等、miRNA研究は発現様式から機能解明へと移行し始めています。3D-Gene® Human / Mouse / Rat miRNA Oligo chipは、高性能DNAチップ基板3D-Gene®1枚にデータベースmiRBase から選定したヒト、マウス、ラットのmiRNAを検出するアンチセンス鎖オリゴヌクレオチドがスポットされています。高性能DNAチップ基板3D-Gene®は、東レ株式会社が独自に開発しました。特徴ある形状の基板とマイクロビーズを用いた反応時の攪拌方法およびナノレベルの分子制御による遺伝子の固定技術などの独自技術を開発し、高再現性・定量性に加えて、0.1atto mol =10-19 mol)の超高感度を実現しました。これは細胞104個あたり1コピーの発現量に相当します。

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Categorised in: 眼科検診