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2018年10月25日

10212:フランス政府が小中学生のスマホ規制。何が目的か?

学校医清澤のコメント: 本日は昼に第5砂町小学校で学校保健員会があり、「小学生の色覚検査とその指導」(参照)の話をします。この学校でも自宅を含めスマホなどを使わない脱メディアの日を定め、スマホ依存から守ろうとしています(参照)。フランスでは小中学校内でのスマホ使用禁止の法律が施行されたというお話です。

要点:

規制の対象は、小学校1年生から中学3年。従来は中学生を対象に、授業中の使用を禁止していた。新法では学校全域で禁止する。

国民教育省は、生徒が授業に集中し、生徒間交流が強まるのを期待する。諸研究でも、スマホ禁止とその効果は示されている。

「子供らに現代的なツールを与えなければならない。互いに理解し合い、尊敬し合うことも。それから優れたデジタル能力を身につけるのだ」。「社会に送るメッセージは、常時携帯に寄りかかっていてはいけないということ」

12~17歳の約93%が携帯電話を持ち、アプリを利用できる機種を持つ。中学生の約3分の2弱はSNSサイトなどに登録していた。スマートフォン問題で、学生たちは「いいね」と「シェア」を気にして、不安を募らせる。教師たちはネットでのいじめに気を配る。

フランスが法律まで制定して不安を解消しようとするのは異例のこと。デンマークでは、法制化に向けて試行錯誤。イギリスでは、学校単位での規則を定める。ニューヨークでは逆に、市長が携帯電話の学校持込禁止措置を撤廃して人気をあげた。

フランスでは、スマホ禁止に反対する親は殆どいない。禁止法は国会で可決、成立した。制定前にフランスの中学校の6割は禁止措置を講じていた。が、生徒は逃れる方法を知っていて、教師もスマホ禁止の実効性に懐疑的だ。

スマートフォンを使うとドーパミンの分泌が促される――。神経科学者は「薬物中毒に見られる所見と同じ」とスマホ依存を説明する。「携帯画面を見ていることで感覚が縮小し、身体(感覚)が消え、世界が縮小される」。だから、子どもたちが「スマホ以外の世界に触れる」ためにも、スマホ禁止は重要だ。(Alissa J. Rubin and Elian Peltier)© 2018 The New York Times

Categorised in: 眼科検診