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2019年1月8日

10376:ドライアイは同世代男性の5倍 白内障は2倍以上の患者数:記事紹介

ドライアイは同世代男性の5倍 白内障は2倍以上の患者数;中高年女性がかかりやすい病気

•    2018年11月29日by 永田宏(永田宏、日刊ゲンダイヘルスケア、 長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

眼科医清澤のコメント:男女の医師数と、男女の眼科疾患患者数を論じたやや面白い記事です。確かに眼科医には女性が多く、その中には大学の主任教授になっている人もいます。また、子育てをしながら、眼科医の仕事を続けている女性医師も大勢います。私の医院で診療をしてくださっている医師でも大学からの派遣で参加してくれる若手から、ベテランまで過半数の非常勤医師が女性です。今や、女性医師は眼科診療に無くてはならない人材です。

患者さんに女性が多いというのも真実です。まだ手術が必要という訳でもない白内障や緑内障では、男性患者さんの方が脱落は多そうです。一般的に女性患者さんの方が生真面目に治療を受け続けて下さる印象があります。

この記事では網膜剥離と網膜静脈閉塞症が男性に多いとしています。当医院の患者さんの多くの手術をお願いしている竹内眼科の症例数が見つかりました。強膜バックリング初回手術例(276例285眼)では、男性184例(193眼) 女性92例(92眼)と、やはり男性が女性の倍くらい罹患していました。一方、網膜静脈閉塞症は男性に多いという概論的な発言も見られますが、科研費報告書(https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-22591960/22591960seika.pdf)には53,6%が男性とあまり男女差の大きくない報告も有りました。

 ――記事引用―――

 全国で働く医師のうち、女性はわずか21.1%にすぎません。しかし皮膚科(47.5%)、乳腺外科(39.5%)、産婦人科(35.8%)などでは、女性の進出が活発です。

 眼科(38.3%)も女性医師が多い科目のひとつです。昔から女医さんが多かった印象がありますが、いまや4割近くに達しているのです。

「眼科は楽できるから」「患者が死なないから」といった陰口をよく聞きます。

 それだけが理由ではないでしょうが、最近の医学部では、眼科を志望する女子が大勢いるそうです。

 しかし、実際は女性患者の方が多いからかもしれません。

 中高年女性(40~64歳)に限っても、ドライアイ、結膜炎、角膜炎などの患者が大勢います。

 ドライアイは同世代の男性の5倍、角膜炎は2倍以上、結膜炎も2倍近くいます。コンタクトレンズが大きな原因のひとつです。よく手入れしないと細菌やカビの温床になりますし、清潔にしていてもレンズと眼球の間に花粉やホコリが紛れ込んできます。また、結膜炎は、小中学生の子供からうつされることが多い病気です。子育てを真面目にやっている母親は、結膜炎にかかるリスクが高いわけです。

 これらの病気は命に関わるものではなく、失明の可能性も低いため、医者にとっては確かに楽かもしれません。しかし、不快感やかゆみ・痛みを伴いますし、美容上の問題も伴うため、とくに女性患者にとっては大問題でしょう。だから、眼科に女医さんが多いのは、むしろ当然です。

 それだけではありません。実は中高年女性は、白内障や緑内障も多いことが分かっています。白内障患者は約5万4000人(男性は約2万5000人)、緑内障は約1万6700人(同約1万700人)。どちらも加齢とともに患者も増えていきますが、中高年で発症すると、将来の失明につながることがあります。

 眼科の女医さんたちは、それらの治療の一翼も担っているわけです。

 ちなみに中高年男性がかかりやすいのは、網膜剥離(約1万1000人)と網膜血管閉塞症(約1万人)。どちらも失明する危険が高い病気です。腕の立つ女医さんも大勢いますから、まさかのときはネットで調べてみてください。

Categorised in: ドライアイ

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