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2018年6月22日

9960: ドライアイの点状表層角膜症(SPK)には涙を届けよう:院内勉強会

138044302338099937225_GEDC0281Sドライアイの点状表層角膜症(SPK)には涙を届けよう:院内勉強会から

 

本日は、昨年10月から当医院の担当になってくださったOさんから角膜創傷治癒の話を伺いました。

 

◎ドライアイの点状表層角膜症(SPK)には涙を届けよう(慶応大学内野裕一先生監修)。

 

角膜上皮障害の分類:傷の深さに注目して分ける。

基底膜まで損傷=角膜糜爛、基底膜が残存する=点状表層角膜症。

 

糜爛と点状表層角膜症(SPK)での点眼薬剤の使い分けとは

 

〇角膜糜爛:基底膜まで傷が及び、基底膜(ボーマン膜の表層にある)が露出するのでまずは基底膜を生める動きが必要。その横軸の動きを助けるのがヒアルロン酸ナトリウム。まずフィブロネクチンが基底膜から分泌され、側方の上皮細胞から分泌されるインテグリンが上フィブロネクチン上で上皮細胞が傷を生める横方向への細胞運動を促す。

 

〇点状表層角膜症(SPK)では基底膜はインタクトで露出してはいない。細胞の水平方向への伸展修復は不要で、垂直方向への細胞分化と増殖だけでよい。それを助けるのが涙に含まれるEGF(epithelial grouth factor)とビタミンA。涙点プラグで涙を増やすと、上皮障害も改善しるが、点眼で傷の治療を図るのにはジクアス点眼液が良い。

涙液メニスカス:人口涙液とジクアスを比べるとジクアス点眼液に水分分泌作用がある。SPKには涙液を出させるジクアスが有効らしい。

糜爛にはヒアルロン酸ナトリウム、SPKにはジクアス点眼液という薬剤の使い分けが考えられる。

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