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2017年6月7日

8923:結膜弛緩とドライアイ:聴講印象記

結膜弛緩とドライアイ:清澤の聴講印象録
6月6日19:00から

清澤のコメント:
◎7時の診療終了後に出かけたので、当初は前半は聞き逃しました。
ライブ配信後7日間のオンデマンド配信が見られるという事でしたので、試してみました。http://otsukalive.jpでまず公演日から講演を探し、そこに指名と所属を入れると簡単に聞くことが出来ました。

◎次は眼科新薬を基礎・臨床面から学ぶ会 6月14日金19:30池袋だそうです。

--本日の内容の概要--
講演1、結膜弛緩症に対する薬物治療の有効性の多面的解析 筑波大准教授 加治雄一 先生

結膜弛緩は近見障害や、鬱までもおこす。結膜弛緩の9割は通水は良い。BUTが短い。ムコスタは症状を改善するが、BUTは変わらぬ。シルマーも少なくなる。何が違うのか?

角膜弛緩がドライアイをきたす。角膜の傷ではないのか?
◎リサミングリーン:ムチンの変化を見る。眼瞼を見よ。
ごろごろ感ある人は:下瞼にリッドワイパーエピテリオパシーあり。
ごろごろ感なしの人は:ムチンが正常
ムコスタで摩擦が軽減して症状はなくなる。
瞼球の摩擦は、工業的な低摩擦の最小値に近いのですと。
◎インプレッションサイトロジーで:ゴブレット細胞、ムチンを見ると変化が分かる。ゴブレットセルがムコスタで増える。

講演2、結膜弛緩症とドライアイの密なる関係 京都府立医大北部医療センター 横井則彦 先生

◎結膜弛緩(コンジャンクタイバカレーシス)。
病理では上皮は正常、リンパ管の拡張が9割にある。弾性繊維の損傷。張りがない。つまり結膜下組織の異常。
前眼部OCTでは線維組織の解離とリンパの拡張。結膜がはがれることが変化である。悪循環で起きる。
○ドライアイは涙液の安定性低下し、BUT5秒以下。瞬目で摩擦が起きると異物感が起きる。BUと摩擦が症状を起こす。摩擦は症状を修飾する。
○結膜弛緩では
1、本来のメニスカスのほかに、異所性メニスカスができる
2、結膜のゆるみが、こすれて摩擦(フリクション)を起こす
3、涙液メニスカスのブロックを伴う
スコア化した:ドライアイ群と弛緩症群を分けたら4症状あり。疲れる、乾く、ごろごろ、流涙。
有病率は60歳以上では多い。弛緩を伴うドライアイも多い。
◎手術で:BUT延長、平坦化、などが効き、症状は解除される。
◎点眼なら:ムコスタはブロックは直さないが、摩擦を減らす。反射性の涙を減らして流涙を止める。4つの疾患(LWEリッドワイパーエピテリオパシー、糸状角膜炎、SLK上方結膜弛緩、下方結膜弛緩)が対象になる。
3か月点眼で無効なら手術を考えよ。上方の例、再発性結膜下出血、充血例。


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