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2014年8月10日

6701 患者満足を科学する 1 ドライアイ対談 坪田x南

今日の講演会の第一部の前半の聴講記です。ビデオを多用し、あまり些事にとらわれない御対談はとても聞きやすかったです。最後の数枚のスライドは当医院で角結膜外来を担当してくださっている川島素子先生のお仕事のスライドで誇らしく思いました。
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患者満足を科学する Ocular Surfaceの視点で

第一部 患者満足を高めるドライアイ診療とは?

ドライアイ対談 Frontiers in Dry Eye Special Event
坪田一男 x 南美希子

ドライアイには流涙、充血などの症状がある
シルマーテストで見ると涙が出ていてBUT短縮があるという涙液層不安定型のドライアイが多い
10秒間開瞼を維持できないと、ドライアイを疑う。
自覚症状は400人のうちで、疲れ75、渇き73、深い39、ごろごろ36、かすみ35であった。
今後はこれに関連してPTS(外傷後症候群)、うつ病などとの関連も論じられるだろう。

ドライアイの定義(2006 年,ドライアイ研究会):ドライアイとは,様々な要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり,眼不快感や視機能異常を伴う。

様々な有用な評価法がある
実用視力検査(コーワ):連続的に視力を測る、(慶応大から先端医療への採用を働きかけているとのこと、注目!)
ストリップメニスコメトリー(ホワイトメディカル)⇒説明にリンク
シルマー
BUT

ジクアスはP2Y2レセプター(脚注参照)に働きムチン産生を促すが、疼痛にも関与するという。

見えない目を見えるようにするのも眼科の仕事だがQOVを上げるのも眼科医の重要な仕事であろう。

大阪スタディーが世界の注目を集めている。(⇒この関連記事にリンク)
シルマーテストが正常なのに、BUTが短縮するタイプのBUT短縮型ドライアイが多いことが重要である。
ドライアイでは労働生産性も低下している。
ドライアイではSHS(サブジェクティブ・ハピネス・スコア)も低下し、差が出る。
シェーグレン症候群は痩せた婦人に多いが、太った男性も涙の少ないパターンを示す。

book
坪田先生の最近の著書

清澤注:
 ジクアスはムチン・水分分泌促進作用をもつドライアイ治療薬で、世界に先がけての発売。その作用メカニズムからP2Y2受容体作動薬と呼ばれています。結膜などにあるP2Y2受容体に作用し、細胞内のカルシウム濃度を上昇させることにより、水分やムチンの分泌を促進することが知られています。
 さらに検索してみればhttp://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/fu844/home2/Ronso/Igakubu/v38-3/v38-3-04.pdfなどにさらに詳しい記載があり、プリン受容体をアデノシン受容体(P1),ATP受容体(P2)に分けること。P2受容体はは膜を7回貫通する構造のGタンパク質共役型の受容体であることなどが説明されています。
 
 

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