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2021年9月17日

13103:開散麻痺で遠方視時に複視。対策は?:医院へのQA

開散麻痺で遠方視時に複視。対策は?

ぼんたさんからの質問

初めての相談です。年々老眼が進むものの 69歳健康体ですが、半年以上前からテレビでスケート選手が二人に見えるようになり、眼科で開散麻痺と言われました。 様子見しかないと何も処方されませんでした。 最近運転中に線が二重に見えたり、焦点が合わずとても 運転し難く困っています。 車がないと不便な所なので、何とかならないものでしょうか。前は遠方は普通に見えてたのですが、最近は二重に見えるようになり、不自由を感じてます。

清澤眼科医院の見解

ぼんたさん 誰でも近くを見るときには左右の視線が中央に寄せられます(輻輳と言います)。それが、遠くを見るときには平行になるまで左右に開きます。この眼球運動を開散と呼びます。この場合、眼球を外に引っ張る左右の外直筋に麻痺はありません(外転神経にも麻痺はないです。) 対策としては、遠方でものが一つに見えるように視線を捻じ曲げるべースアウトプリズム眼鏡を作成するのがよいと思います。ふつうは斜視手術までは行われないでしょう。眼科医に運転の時のためのプリズムはどうか?と私の助言を受けたことをお話になって、遠方視時用のプリズム眼鏡を作ってもらい常用することをお考え下さい。おそらく、近くを見る老眼鏡にはプリズムがいらないので、近方視時には普通の老眼鏡を併せて使い分けることになろうかと思われます。遠視や近視用のメガネ度数が本人の目に合ってなくて過矯正や低矯正である場合にも輻輳(および開散)の程度に影響しますから、複視を作ることが有ります。まずは眼鏡再作成を眼科医にご相談ください。

これと似たものに、輻輳痙攣があります。これは近くを見ようとして輻輳が勝手に起きてしまい、内斜視をきたす疾患です。これも調節力を弱める点眼をだして、眼鏡を合わせます。

開散麻痺の際しい解説はこちらです。

Categorised in: コンタクトレンズ・眼鏡処方