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2021年5月31日

12907:コンタクトレンズケース内の消毒:山崎勝秀氏の記事を読みました。

清澤のコメント:日本コンタクトレンズ学会誌2020年4号に出ていた「レンズケース内の消毒」の要旨を自分なりに短縮して採録いたします。注:コロニー形成単位 :コロニー形成単位 コロニー形成単位 (CFU、cfu、Cfu) は、微生物学で使用され、サンプル中の生存可能な細菌または真菌細胞の数を推定する単位。

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要点は:コンタクトレンズを安全・快適に装用するためにはレンズの用法を順守することと、交換型ソフトコンタクトレンズではその適切なケアが必要である。コンタクトレンズケアに関わるものが各種あるが、殊にレンズケースは環境菌やアカントアメーバの温床になりやすい。したがってケースも衛生的な管理が必要である。

CLケースの汚染実態:1cfu以上の菌を認めたケースは59%と半数以上、夏季に汚染されやすい。適切な衛生管理ができていないし羽陽者が多い。グラム陰性最近は高度汚染例に多い。セラチア、シュードモナス、アルカリげネスで、コンタクトケース内液やレンズを幅広く汚染していた。1000cfu以上の汚染例はケース使用期間が長い。

付着菌(バイオフィルム形成菌)に対する各種ケア用品の消毒効果:細胞接着因子による付着を経て比較的短時間にバイオひるむを形成し、薬剤耐性を得ている。浮遊菌ではなく、付着菌に対する評価が必要。過酸化水素やポピドンョードが高い消毒力を示す。MPSは弱い。

消毒薬が接触しないCLケース内の消毒:裏ブタや、レンズホルダーの軸などにも菌は付着する。消毒液が接触している部位で十分な金の減少を認めなかったのは、MPSのみ。ポピドンヨードは駅が接触しない部位でも殺菌力がある。SCLをセットした状態でCLke-suwo 持ち運ぶ行為も避けるべきだ。

CLケースの衛生管理と定期交換:使用後のCLケースは適切に管理する必要がある。基本的にCLケース内液を捨て、水洗い後に乾燥させる。この操作を実行していると答える人も疑わしい。熱水での処置も有効。

使用しているケア用品の性能をよく理解したうえで「適切な操作」により衛生的にCLケースを維持し、定期交換する重要性を啓発し続け、患者のアドヒアランス向上・維持に努める必要がある。

Categorised in: コンタクトレンズ・眼鏡処方