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2020年9月17日

12268:裸眼視力改善するオルソケラトロジー 就寝時のレンズ装用で矯正:記事紹介

清澤のコメント:特に新しいという所はないオルソケラトロジーの話題ですが、「裸眼視力改善するオルソケラトロジー 就寝時のレンズ装用で矯正」という時事通信配給のニュースです。末尾に自治医大木下先生と本文の演者平岡先生の記事抜粋を付けてあります。

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 低下した視力を矯正する治療法の一つとして注目されている「オルソケラトロジー」。特殊なデザインのハードコンタクトレンズを就寝中に装用して、視力を一時的に矯正する治療法だ。筑波大学付属病院(茨城県つくば市)眼科の平岡孝浩准教授に聞いた。

オルソケラトロジーの仕組み

 ▽中止すれば元に戻る

 屈折異常(近視など)のない人では、眼内に入った光は眼球の後方にある網膜で焦点を結ぶ(ピントが合う)ため、物がはっきりと見える。近視になると焦点が手前にずれる(網膜の手前でピントが合ってしまう)ため、遠くの物がぼやけて見える。

 視力の矯正法として広く行われてきたレーシック手術は、角膜をレーザーで削って角膜の形を変えて網膜にピントを合わせるようにするが、一度削ったら元には戻せない。

 それに対し、オルソケラトロジーは、夜間、寝ている間だけ特殊な形状のレンズを装用して角膜を圧迫し、角膜のカーブを変化させる。これにより近視度数が減り、一時的に視力が回復する。起床後にレンズを外すが、変化した角膜の形状は外した後も一定時間保たれるため、日中は裸眼で過ごすことができる。「装着を中止すれば角膜の形は元に戻っていきます」と平岡准教授。

 ただし、強度の近視や乱視、遠視、角結膜感染症、重症ドライアイ、免疫疾患、糖尿病などの患者は治療の対象外となる。平岡准教授は「適応外の人が無理に治療を受けると、角膜の傷や痛みなどの合併症が出やすいので注意が必要です」と話す。

 ▽近視進行抑制も

 この治療を受けたい場合は、眼科での診察を受け、適用になるかどうかを判断してもらう。ここまでは健康保険が効くが、オルソケラトロジーは自由診療(保険適用外)のため、費用は自己負担になる。両眼で平均15万円程度かかる。

 有効性について、平岡准教授は「治療を受けた9割の人で視力が回復しています。子どもの近視進行を抑える効果も認められています」と説明する。メガネやコンタクトレンズの使用が難しい人、激しいスポーツをする人、手術に抵抗がある人などに有用だが、最近は小中学生で治療を受ける人が増えている。

 平岡准教授は「元の視力が永続的に回復するわけではありません。また、近視用コンタクトレンズと同様に、感染性角膜炎やアレルギー性結膜炎などの合併症を起こす危険性があります。必ず定期検査を受け、レンズの洗浄を毎日欠かさず行うなど適切な管理が必要です」とアドバイスする。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

(2020/09/16 07:00)

Categorised in: コンタクトレンズ・眼鏡処方