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2020年7月27日

12124:角膜感染症から患者さんを守る:「正しいレンズケア」の指導ポイント

清澤のコメント:コンタクトレンズ診療では角膜感染症を避けること、もし発生したら合併症を最小に治療することがもっとも大切な点です。本日はクーパービジョンの社員の方がクーパービジョンプレスというパンフレットをお届けくださいました。『角膜感染症から患者さんを守る:「正しいレンズケア」の指導ポイント』からの抜粋です。

  --要旨---

医療者側に比べ使用者側に感染症の怖さを知らない人が多い。鈴木隆医師による「正しいレンズケア」指導のポイントを概説。

◎角膜感染症は起炎菌により重症化リスクが異なる:10年来緑膿菌とアカントアメーバは変わらず。黄色ブドウ状球菌や表皮ぶどう球菌はより頻度多く見る。

◎角膜感染症に至る「2つのルート」と「角膜バリア機能の破綻」:緑膿菌アカントアメーバが「レンズケア不足環境菌ルート」。「常在菌ルート」一日型も含めた不清潔な装用で見られるのが黄色ブ菌など。角膜バリア機能の破綻は使用期間を超えた使用、装用中の就寝、不適切なレンズケアなどによる。両者の重複で感染は発症する。

◎見落としがちな「レンズケースのケア」:レンズケースについてもケアが必要なことを患者は知らない。「レンズケア不足の環境菌ルート」の緑膿菌やアカントアメーバは洗面所にもいる。まず水道水やケア用品で洗う。乾燥するまで蓋をしないでおく。頚巣は下向きにティッシュに伏せて乾かす。MPSの消毒効果は弱い。これを使ってこすり荒い。リスクのある患者には過酸化水素やポピドンヨードをむしろ勧める。中和に必要な時間も教示する。

◎診療側が自分たちで考える「当たり前」を省略せず、丁寧に伝えよう。:製品説明書にすべて書いてあるのだが、説明を把握してない人が多いので、基本をしっかり教えよう。コンタクトレンズの使用に慣れた人が危険。患者は口に含む、家族で共有するなど思いもよらぬ行動をとることが有る。省略せず丁寧に説明指導をしよう。

Categorised in: コンタクトレンズ・眼鏡処方