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2020年3月9日

11595:眼内コンタクトレンズ、若者に浸透 近視矯正に安全性高く:記事紹介他

清澤のコメント:眼内コンタクトレンズは強度近視の治療に使われますが、保険適用はなされていません。眼科医としては、自分ではその手術を行わなくいとも希望する患者さんへの説明や紹介状作成位は出来る様にしておく必要がありそうです。

  ―――記事の要点 2020/3/9 日本経済新聞電子版 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56546940Y0A300C2TCC000/ から抄出

――

強い近視を矯正する治療法の一つとして、レンズを目の中に入れる眼内コンタクトレンズ(ICL)が若い世代を中心に浸透してきた。手術で一度入れたら取り外す必要はない。レーシックより安全性が高いという報告も。ただ、比較的高額のほか、手元のピントが合わせにくい人もいるなど課題もある。――

ICLは、角膜の一部を切開して水晶体に載せることで矯正するコンタクトレンズ。虹彩の裏と水晶体の間に収納し、安定させる。手術は、点眼麻酔で実施。角膜の一部を切開してレンズを入れ、両眼で20~30分程度。レンズの入れ替えや、点眼などの手入れは不要。山王病院では、手術後5年以降もレンズを装着した視力は平均で1.2以上に保たれた。

近視矯正の手術では2000年代に急速に普及したレーシックは、角膜を削る必要がある。見え方が悪くなったり、ドライアイを起こしやすかった。やり直しはきかない。ICLではこうした問題は起こらない。山王病院アイセンターの清水公也センター長が開発したレンズは日本以外でも普及し、77カ国で認可されている。

東京医科歯科大学先端近視センター大野京子センター長は「成長に伴って度が進みがちな10代はICLの使用は対象外」と指摘するが、「20~30代などの若い人は恩恵を受ける期間が長いので興味を抱きやすいのではないか」と話す。

ICLの手術数が多い山王病院で実施した1542件のうち30代が最も多く40%。20代が31%、40代19%、50代9%と続く。一方、「必ずしもICLが良いとは限らない患者もいる。元のごくごく細かいピントの調整はしにくくなる人もいる」とと聖路加病院の輿水純子医師は指摘する。ICLの手術は自由診療で保険適用はない自己負担額として両眼で70万~90万円台ぐらいが多いようだ。

眼内コンタクトレンズ(ICL)は実技試験などをパスした認定医しか手術できない。山王病院の清水センター長らで構成するICL研究会が、認定医同士で協力する任意団体として活動している。19年の改訂では、ICLを使える近視の範囲が従来の強度近視のみから中程度の近視まで広がった。国内で手術ができる認定医約250人は、95施設以上の医療機関で実施している。(猪俣里美)

海外の眼アイコンタクトレンズ挿入のユーチューブ引用

追記:ウィキペディアの Phakic IOL記事の訳文です
有水晶体眼の眼内レンズ
Phakic IOL(PIOL)は、自然の人間の水晶体をまだ持っている目に挿入される眼内レンズです。 PIOLは「植込み型コンタクトレンズ」(ICL)と呼ばれることもあります。他のIOLと同様に、PIOLは球面またはトーリック(乱視用)のいずれかです。トーリックPIOLは、乱視の子午線とレンズの軸が整合する必要があります。トーリックIOLの不整合または回転は、術後の残留またはさらに大きな乱視につながる可能性があります。

眼への付着部位に応じて、PIOLは3つのカテゴリに分類できます。

前房に置かれる隅角支持PIOL。健康な透明角膜を維持するために不可欠である角膜内皮の裏打ちに悪影響を与えることで評判が悪い。
虹彩に支えられたPIOLは、爪と呼ばれる手法により虹彩の中間部に取り付けられています。角膜内皮への影響は少ないと考えられています。このタイプの主な合併症は、内皮細胞の減少を引き起こす傾向です。
自己の水晶体の前部後房に配置された、毛様体溝に支えられたPIOL。このタイプのPIOLはますます人気を集めています。それは自然のレンズと接触しないように特別な跳ね上げ構造を持っています。古いバージョンの主な合併症は、白内障形成の小さな可能性でした。

Categorised in: コンタクトレンズ・眼鏡処方