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2019年7月7日

10887:オートフォーカス? 見ているものにピントを合わせるメガネ:autofocals

眼科医清澤のコメント:先に随分重たそうなオートフォーカスのゴーグルの動画が出ていましたが、同じものでしょうか?

2019.07.07 20:00

author Andrew Liszewski – Gizmodo US ( 岡本玄介 )

オートフォーカス? 見ているものにピントを合わせるメガネ

視力検査するのメンドいんで、一生ひとつのメガネで済めば楽チンです。

40歳を超えると襲ってくる老眼。以前は顔から30cmの距離で読めていた細かい文字がボヤけるようになり、気付けば50~60cmくらい離してやっと読めるように……。

老眼が起こるのは、眼の中のレンズが持つ弾力性を失い、本の中の文字など近くにある小さなものに焦点が合わなくなるからです。その解決策は、往々にして老眼鏡や遠近両用レンズを付けたメガネをかけて、焦点距離を制限するのが一般的です。

ところがスタンフォード大学の研究者たちは、別の方法を思い付きました。それは眼がどこを見ているのかを検知して、自動的にピントを合わせてくれるメガネの「autofocals」です。

メガネが人の動きを邪魔することもある

遠近両用メガネは問題なく使えますし、多くの人たちはレストランのメニューを読んだりスマホを覗き込むとき、老眼鏡を手にするでしょう。ですがスタンフォードが指摘するように、それが仇になることもなきにしもあらずなのです。

たとえば遠近両用メガネをかけながら、「遠」の部分で前方遠くを見て自動車の運転しているとき、車線変更などでサイドミラーなど身近なものを見る状況になったとします。そこで鼻に引っ掛けたメガネの「近」の高さに目線を落とすことになり、その状態でアゴを上げるような仕草をしつつミラーに目を向けることで、ぎこちない頭の動きを余儀なくされることになったりします。

厚みを変える液体で焦点を調節する

この1対のレンズ内には、焦点距離を調節するため、薄くなったり厚くなったりする液体が封入されています。人間が持つ眼球のレンズ機能を模倣するために作られた試作品は他にもありますが、これは過去に作られた統合型アイ・トラッキング・センサーの取り組みをさらに発展させたもので、カスタム・ソフトウェアと共に三角f測量法を使い、着用者が見ている場所に自動的に焦点が合うように調節してくれるのです。

被験者たちの感想はごもっとも

テストには老眼の56名を起用し、読書時には遠近両用メガネよりも自動焦点調節のほうがより良い解決策であることがわかりました。そして驚くことではありませんが、老眼鏡に手を伸ばすよりも楽だったとのことです。

しかし被験者たちがとにかく気に入らなかったのは、そのゴツさと重さ。今のままだと、VRのゴーグルとそう違いがなのだそうです。仕方がないことですが、スマートで高性能なメガネを普及させるには、それが最大の障害になってしまいます。

これまでのところ、私たちは信じられないほど細くて軽く、着用時に目立たないメガネに慣れているため、そこに電子部品、センサー、カメラ、電池、それに極小のスクリーンなどをくっつけていくと、メガネの着け心地が悪くなってしまうのが実情です。

いつかは縮小・軽量化したい

スタンフォードの研究者たちは、このautofocalsの技術を縮小化させ、いつの日か自動調節メガネひとつで、度の強いメガネに交換することなく、持ち主の視力をずっと支えていくことを願っています。

しかしその「いつの日か」には技術が追いつかなければいけないので、我々はまだ旧式のメガネでガマンするしかないようです。

Source: Stanford University

Categorised in: コンタクトレンズ・眼鏡処方