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2018年9月9日

第10109回 コンタクトレンズ管理者講習会2018を聞いて来ました:聴講印象記

コンタクトレンズ管理者講習会(2018年)を聞いて来ました:聴講印象記 コンタクトレンズー合併症や問題点のトピックス。演者:杏林大、山田昌和先生 清澤のコメント:主催者もあいさつで述べておられましたが、杏林大学の山田昌和先生の講演は昨年と同じ部分が全く無く、話を聞いて気付く点の多い講義でした。最初と最後に話されたようにコンタクトレンズを扱う眼科医として:①受診する価値がある検査を行う。②必要な知識を持っている。③問題点を発見して対処できること。が大切です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◎コンタクトレンズ装用人口は1500万人で有り、日本人の10%、中学生で8%、高校生は27%が使っている。 ・その10%がレンズトラブルを経験する。 ・レンズチェックを受けてない人が54.8%居て、その理由は必要性を感じないから:⇒受けてよかったと思わせる診療をしよう。 ◎主な合併症①眼乾燥感、眼不快感、②眼脂充血(アレルギー)、③過装用と低酸素 ◎コンタクトレンズディスコンフォート(CLD=不快感、レンズ中止の原因となる)という題の論文がIOVSに出ている。 ・ドライアイとCLD:装用時間が長いと悪化 ・3つのメカニズムとは:①涙液量と涙液相変化、②物理的摩擦と炎症、③水濡れ性変化である ・コンタクトレンズはその形態自体がメニスカスを薄くする。 ・涙液減少+涙液層の分断:レンズ上涙液は早期に破綻する ・SCLの水濡れ性確保の工夫: HEMAは保湿成分をレンズや保存液に添加。 シリコーンハイドロゲルは表面処理、PVP添加、素材改良。 ・涙液成分による水濡れ性変化:ムチンやリソゾームが有効 ◎SCL装用による涙液構造の変化 ・スマイルマークSPK:高含水HEMAのレンズ下液くみ上げで上皮障害。ドライアイで増強 ◎固着による角膜障害 SEALs角膜上方の弓状上皮障害(厚いHEMAやSHCL) ・リング状SPK。レンズのBC変更やタイプ変更 ◎CLDを生じるメカニズム  ②物理的摩擦と炎症反応:SHCL(シリコーンハイドロゲル)は固いものが多く、含水率低下で硬くなる。 ○SCLの物理的摩擦: ・輪部結膜ステイニング(径の大きいカラコン、硬いSHCL)、旧結膜下の出血もある。 ・SLK:上輪部角結膜炎☚摩擦 もともとはリッドワイパー関連だが ○CLDのメカニズムその② 物理的摩擦、刺激から炎症反応へ  詳述 ○CLDのメカニズムその③ 角膜上皮の水濡れ性低下 BUT半減 ・WGA評価? ◎CL関連乳頭性結膜炎:レンズの汚れや劣化による眼障害が関連 ・レンズの汚れ、沈着物:見え方低下、異物感など。感染やアレルギーも誘発。 ・ディンプル・ベイル・ステイニング レンズ下の気泡で圧迫した窪み ・CLPC:状眼瞼結膜の乳頭。CLに対する不満足の大きな原因  ○CLPCには局所型とびまん型の2つの型がある ・局所型:機械的刺激が関与、縫合糸による刺激に類似 ・びまん型:春期カタルに近いアレルギー ・対処法:連続装用から終日装用へ替える。コンベンショナル➡頻回交換➡使い捨て、HEMA⇔SHCL他。抗アレルギー薬やステロイド ◎コンタクトレンズの合併症:過装用と低酸素による角膜障害 ・開瞼(大気から153mmHg)閉瞼(結膜から55mmHg)で酸素供給経路は違う ・コンタクトが載るとまた違う ・CLの酸素透過性が素材の開発と改良で対処されてきたが。 ・代謝障害(overwear)による急性障害:点状表層角膜炎や角膜上皮びらん:厚いHEMAのカラコンで見られる。 ・CLARE:contact lens acute red eye コンタクトレンズ固着で急性炎症 ・pigment slide(ピグメント・スライド)輪部上皮の疲弊サイン、代謝障害 ・角膜血管侵入、角膜脂肪変性 ・内皮の障害 まとめ ◎眼科医として:①受診する価値がある検査を行う。②必要な知識を持っている。③問題点を発見して対処できること。

Categorised in: コンタクトレンズ・眼鏡処方